コンサドーレ
2025/01/13 20:50

近藤友喜が選手権Vの母校を祝福「おめでとうございます。良いチーム」 青春時代のエピソードも

全国高校サッカー選手権大会を制した母校・前橋育英高校を祝福したMF近藤=撮影・宮西雄太郎

【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■1月13日、沖縄・金武町陸上競技場

 北海道コンサドーレ札幌のMF近藤友喜(23)が13日、全国高校サッカー選手権大会を制した母校・前橋育英高校を祝福した。クラブ浮沈の鍵を握る男は、快挙達成の後輩たちに刺激をもらい、あらためてJ1昇格への思いを語った。

「自分の代はダメだったので羨ましい」

 午後練習が始まる直前まで、ライブ映像を見つめていた。母校の優勝を知り「前半は見ていて、(周囲から)結果だけ聞きました。自分の代はダメだったので羨ましい。おめでとうございます。良いチームです」と、柔らかな笑みを浮かべた。

 青春時代があるから、今の自分がある。サッカー選手としての土台を築いた3年間に、忘れられない思い出が詰まっている。「僕は名古屋のユースに上がれなくて、メンタル的に沈みながら育英へ行った」と本意ではなかった環境の中で、その才能は磨かれた。

2年の選手権Vはベンチに入れず

 1学年に約50人のサッカー部員が在籍。大所帯での競争を勝ち抜くのは、のちにプロ入りする男でさえ難しかった。2年時に同校が選手権Vを果たした際は登録メンバーに選ばれるも、ベンチ入りは果たせず。複雑な感情を胸に抱いたまま、表彰台に上がったという。

 レギュラーとして活躍した3年時はベスト16で涙をのんだ。「高校時代に悔いがある」と、思い描いた活躍を果たせなかったが、前橋育英で過ごした時間は大きな財産となった。「すごい競争がある集団の中でプレーすることで、育英の選手は大学へ行ってもサッカーへの意識がずば抜けている。卒業する段階でプロになれるような選手じゃなくても、大卒でプロへ行く選手が多い。あの環境で3年間やったのは僕にとっても大きかった」

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