コンサドーレ
長谷川竜也 目標は「J1昇格しかありません」 フォア・ザ・チームで新シーズンへ
【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■1月14日、沖縄・金武町陸上競技場
北海道コンサドーレ札幌のMF長谷川竜也(30)が14日、沖縄・金武町で開催中の1次キャンプに参加し、ハーフコートで行われた紅白戦でキレのある動きを披露した。勝ちの味を知る男は今季、豊富な経験をクラブに還元しJ2制覇に貢献する。
攻撃的な複数のポジションでプレー
確かな足元の技術と勝負強さが、札幌のサッカーを活性化させる。開幕へ向けて順調に歩みを進める長谷川は「ケガなく良い感じで状態を上げられている。コンディションを上げながら戦術理解を深めたい」とテーマを明確に掲げ、沖縄での日々を送る。
新体制となった今季、キャンプではトップ下や左ウイングバック(WB)、フォワード(FW)と複数ポジションに入り、チームメートとの連係を深めている。
チームのタスクと自らの持ち味を融合
ミシャサッカーをベースとする岩政監督の戦術を「流動的で面白い」と新鮮な感覚で受け止め、「チームに求められることと自分にできることを、うまく融合させるのが大事かなと思う」と自らに課された役割を言葉に変えた。
今年でプロ10年目。川崎時代に4度のリーグ制覇を経験した男は、調子の波に左右されずピッチ上で存在感を示し続ける。
「年齢が上がるほど自分の状態が良いときも、良くないときもやることを変えずに、チームのためにプレーすることが大事になる。しっかり意識してやっていきます」。背番号16は細部にこだわり、勝利の女神を振り向かせる。