ファイターズ
2025/01/16 20:35

【一問一答】万波中正 今季目標はMVP 米国自主トレで打撃リニューアル

三角形の器具を使って打撃練習する万波=撮影・小田岳史

具体的な数字の目標は立てず

 日本ハムの万波中正外野手(24)が16日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを公開し、今季の目標としてリーグMVPを掲げた。昨季の苦い経験を引き合いに出し、本塁打などの数値目標は設定せず。名実ともにチームの顔となった主砲は、有言実行の働きで勝利を引き寄せる。取材に応じた一問一答は以下の通り。

―現在のコンディションは
「コンディションはまあまあ。体はとりあえず元気です。いろいろなことに挑戦しています。自主トレ、キャンプと経て形になっていけばいいかなという感じです」

―昨シーズン振り返って
「チームとしてはこの先、優勝を目指しています。その足掛かりとしてはすごくいい1年だったかな、というふうに思います。そういう中で1年間、離脱せず、やれたのはすごく良かった。ただ、望んでいる数字とは言えない結果。今年はもっといい結果を残したい、というのは当然あります」

―昨季、足りなかった部分、レベルアップしたい部分は
「足りないって言ったら全部足りないんですけど、特にオフはバッティングとフィジカルトレーニングをずっとやっていて。体に関しての課題もありますけど、技術的にはこの前、アメリカに行って、1週間みっちりいろんなことを教わってきました。いろんな課題が見つかったので、1個に絞って言えない」

―トレーニングで変化を加えた部分は
「やっているトレーニング自体の大枠は一緒なんですけど、シーズン中も常にトレーニング内容が変化していくような感じでやっているので。難しいですね。うまく説明できない。ウオーターバッグを、振り回したりしています」

―打撃練習で三角形の器具を使っていたが
「三角の面を(設置した)カメラの方になるべく長い時間向けて振る、というのが目的で。何をしたいかというと、手首を早く返しちゃうクセがありまして。バッティングのスイートスポットと言われる範囲があり、より長くバットの芯が通過できるように、という意図で練習しています。手首が早く返ってしまうと、バットの軌道が変わってきちゃうので。(芯で)当てる確率を限りなく上げたいので、ああいう練習をやっている。少しでもハンドファーストで」

―この練習法は今年から取り入れたのか
「本当に最近で。アメリカへ行ってから教わって、始めた感じです」

―シーズンを見据えて今後、トレーニングで具体的に詰めていく部分は
「体の使い方もそうですし、バッティングもそうですけど、ちっちゃい動作というか、オーバーな動作はなしにして、割れとかねじれをつくる。それは難しいですけど、取り組んでいることの大きいテーマでもあるので。最終的には、技術的な野球の練習とフィジカルトレーニングで、同じゴール、1個のゴールに向かって行ければいいかなと。シーズンが始まっても継続して、形にしたいと思います」

―今シーズンの目標は。チーム、個人で
「チームとしては当然、優勝が目標ですね。僕個人の目標となったらMVPを取りたいなというのがめっちゃあって。特にプロ野球は優勝チームから基本的にMVPが選ばれる。優勝して、個人的にはそこを取れたら最高かなと思っている。全試合出て、優勝してMVPを取るという。これが今年の三つの大きな目標かなと思います」

―目標達成へ、このオフは手応えを感じつつあるか
「自分次第じゃないかなとは思っています。まずは継続して試合に出るというのが大前提だと思うので、とにかく健康に気を付けたい」

―三角形のアイテムは野球の練習道具なのか
「いや、なんか、犬のフリスビーらしいです」

―アメリカのトレーニング施設で譲ってもらったのか

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