ファイターズ
2025/01/16 21:40

柳川大晟が開幕ローテ〝第6の男〟に名乗り「自信、あります」 帰省時は実家で焼肉無料食べ放題

ブルペンで投球練習する柳川=撮影・小田岳史

昨季は支配下昇格して8セーブ

 日本ハムの柳川大晟投手(21)が16日、鎌ケ谷で自主トレを行い、初の開幕ローテーション入りへ意欲を示した。育成入団ながら、昨年5月に支配下昇格を勝ち取り、高卒3年目で8セーブをマークした成り上がりの逸材。4年目の今年は勝負の場を先発に変え、厳しい競争に立ち向かう。

先発ローテ6枠のうち4人は当確

 先発ローテは、通常6人。すでに開幕投手には金村が指名され、2カード目の初戦は伊藤に決定済み。実績十分の加藤貴、山崎も当確で、残る2つの椅子を巡る争いは熾烈を極める。191センチの長身右腕は「ライバルが多いですね」と覚悟しつつ、「チャンスはある。 自分がちゃんとやれば、投げられると思うので。自信、あります」と、堂々名乗りを上げた。

新球チェンジアップが仕上がり抜群

 自信には、三つの根拠がある。一つは、新球チェンジアップの仕上がりが抜群に良いこと。「チェンジアップ、めっちゃ良い感じです。カーブ、カットボール、シュートも練習してますけど、チェンジアップが一番良いです。安定してきました。早く試合で投げたいです。135キロの真っすぐです」。自主トレ中にキャッチボールを行うことが多い福島も「柳川のチェンジアップはすごいです。本当に真っすぐの遅い球で、金子さん(2軍投手コーチ)みたい」と驚くほど。最速157キロの直球が武器の右腕に、球速差のある持ち球が加われば、打者への脅威は大きく増す。

フォーム修正で不調時も安定感

 二つ目は、投球の安定感向上。昨年、直球がうなりを上げる好調時は1軍の主力クラスとも対等に勝負できていた一方で、課題は好不調の波が大きいことだった。今オフは課題改善に着手し、フォームを改良。「(投球時に)足を着くまでの動きにバラツキというか、悪いクセがあったので、そこをずっと意識してやっています。今はフォームが自分の中で安定してきて、去年みたいに良い日と悪い日の差があんまりない」。この日は今年初めて、捕手を座らせてブルペン投球を行い「良い感じでした。真っすぐが良くて、7、8割の力感で体感145キロぐらいは出ていたと思います」と手応えを口にした。

おみくじはプロ入り以来4年連続同じ

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