コンサドーレ
児玉潤が正守護神に名乗り「自分の力を信じるだけ。越えられない壁とは思っていない」
【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■1月17日、沖縄・金武町陸上競技場
北海道コンサドーレ札幌のGK児玉潤(27)が17日、沖縄・金武町で行われている1次キャンプに参加し、充実の汗を流した。地域リーグやJFLも経験した苦労人は、定位置獲得とJ1昇格への貢献を目指して、日々全力を尽くしている。
ベテラン勢の牙城を崩す
卓越した足元の技術を武器に、ベテラン勢の牙城を崩す。第3、第4のGKに甘んじるつもりはない。背番号17は虎視眈々と守護神の座を狙う。
チーム内には豊かな経験を持つ菅野や高木に、2メートルの長身を誇る中野らライバルがひしめく。キャンプ期間を含め、今後も続くであろう激しいポジション争いを心から歓迎する。
「去年悔しい経験をしたので、札幌に残って試合に出て、チームの力になりたいと思った。このクラブでスタメンを取りに行く。難しいことだと分かっているけど、自分の力を信じて毎日やるだけ。越えられない壁だとは思っていない」
指揮官交代はチャンス 横一線から競争
昨年3月にY.S.C.C.横浜から移籍し、リーグ戦2試合に出場。出場機会の大幅増を狙う児玉にとって、指揮官の交代はチャンスとなり得る。岩政監督は昨季までの固定観念を捨て去り、今季は横一線からの競争を明言。序列なき今は、絶好のアピール機だ。