ファイターズ
2025/01/17 20:20

【一問一答】二刀流のドラ1柴田獅子 打撃練習で非凡なスイング 視察した稲葉2軍監督「翔平っぽい」

打撃練習をする柴田=撮影・小田岳史

 日本ハムの新人合同自主トレに参加しているドラフト1位ルーキーの柴田獅子投手(18)が17日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で打撃メニューをこなした。二刀流で注目されている有望株は、鋭いスイングを披露。視察に訪れた稲葉篤紀2軍監督(52)はドジャースの大谷翔平投手(30)を引き合いに出し、賛辞とエールを送った。取材に応じた柴田の一問一答と稲葉2軍監督のコメントは以下の通り。

 ■柴田獅子投手

―手投げの球を打つ練習はプロ入り後、初めてだった
「初めてですね。10球ぐらい。(投げてくる距離が)近かったので、軽く流す程度でやって。ずっと振っていなかったので、いい感じだなと思っていました」

―どういうところを意識したか
「当たりとか、そういうところはこれからなので、今はそこまで意識せず、間合いの取り方を意識しながらやっていました」

―使っているバットは誰かのモデルか、特徴はあるのか
「誰かのモデルではないです。全部これがいい、これがいいと(リクエストして)。芯の部分が細いと打てないので、太くして。(山縣)秀さんとかに持ってもらったら、めちゃくちゃ重いと言われて。重いらしいです」

―何グラムなのか
「分からないです。(持った感触で)重さはこれぐらいかなと思って。重い方が飛ぶんです」

―その理由は
「(バットが軽いと)たぶん、ボールに負けるので。バットの重さがあって、筋力で振れるとなると、強い球をはじき返せる。あれを振れるようになって、飛ばせるようになったら、やっとホームランが出だすかなと思う。時間の問題です」

―ホームランと打率、どちらを意識しているか
「バッティングは楽しいので、基本的に。だから、ホームランを打たなくても、ヒットとかツーベースとかでも、とりあえず打てれば全部、楽しい。後から結果が付いてくるかなと思っているので。結果を出すことが大事で一番なんですけど、狙いすぎて固まりすぎてもダメ。とりあえず楽しむだけです」

―稲葉2軍監督がフォームを見て、逆方向にも飛ばせそうと。そこは意識しているのか
「去年の冬からバッティングの理論的なことをずっと勉強して。もともと流して打てなくて。外に投げられたら全部アウトという感じだったんです。それを克服するために、どうしようかなと思って、外を引っ張るというイメージでやったら(うまくいった)。その後、(バットが)低反発になったんですけど、逆方向にもホームランがだいぶ出だして。飛距離が本当に変わって。低反発なのに、意外と飛ぶんだなと。そうなると、木製でも、感覚は一緒なので、それをやっていったら良くなりました」

―フォームは変えず、意識だけ変えたのか
「意識です。タイミング、間合いを変えて。左ピッチャーはもともと苦手でした」

―外の球はポイントを前に置くのか
「外は後ろです。全部ここ(軸足の前あたり)で打つ感じです。振り遅れて引っ張る。それを理解してやっていったらできました」

―以前はどう打っていたのか
「前でさばいてました。片手(で当てる)みたいな感じです」

―ポイント自体を後ろにした
「そうです。全部後ろにすると、体が回りやすくなって、飛距離も伸びたので」

―そのための練習方法は
「自分の場合、効率の良さを求めたので、いきなりロングティーとか普通に投げてもらって、わざとタイミングずらして(振った)。ファウルを打つ練習をしたら、できました。こっち(ファウルゾーン)にも強い打球を打つ、という形でやったらできました」

―3年生の春から取り組んで、逆方向へのホームランは何本ぐらい出たか
「練習試合も含めて3、4本ぐらい。それまではゼロです」

―逆方向の当たりで印象的だったのは
「熊本工業戦でめちゃくちゃ高いネットがありました。相手は変化球ピッチャーで、振ったら左中間に。当時、足を痛めていて、一生懸命走らなきゃいけないと思って2塁ベースまで行って止まっていたんですよ。そうしたら、審判からホームランと言われて。打球を見ていなかったですけど、めちゃくちゃ高いネットを超えていて」

―フォームが誰かに似ていると言われたことは
「いや、全く言われないです。独特な感じで打つんで」

―参考にしている選手は

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