大卒２年目を迎えた進藤が今オフ、「揚げ物断ち」をしている。

　昨季は体重増を目指していたこともあり、揚げ物を食べる機会も多かった。しかし、「去年、体は大きくはなったんですけど、太ったというか、脂肪が増えてしまった」と反省。「トレーニングは例年通りボリュームを上げつつ、食事に一番、気を使っています。魚とか、食材そのものの油はいいんですけど、基本的に揚げ物だったり、余分な油は一切、取らないようにしています」とストイックに自分の体と向き合っている。

　食べ盛りの２２歳。食事制限がつらくないはずがない。「僕、天ぷらが好きなんです。エビ天、いいですよね。天ぷらも、揚げ物も食べたいですけど、我慢したのできつかったです。特に夜は、米もいっぱい食べたいですけど、それも我慢して制限しました」と必死だ。

　食事だけでなく、飲み物にも注意を払い「果汁１００％のフルーツジュースを飲んだりしていたんですけど、果糖が入っているので、脂肪になりやすい。今は水しか飲まないようにしています」。唐揚げにビール、お菓子にジュースと、好き放題に食べて飲んでぶくぶく太っている記者は、ただただ尊敬のまなざしを向けるしかなかった。

　全ては、野球で結果を出すためだ。「２年目で若い部類に入るのかもしれないですけど、今年が勝負の年。レギュラーでやられている年上の方たちに負けないようにやっていきたい」。今年は伏見、田宮らの正捕手争いに、進藤がどう食い込んでいくのか、注目していきたい。