ファイターズ
2025/01/19 19:55

星野ひので 昨季引退した江越大賀さんの〝心技体〟引き継ぐ 受け取った外野守備の助言とは

囲み取材中、笑顔を見せる星野=撮影・小田岳史

高卒2年目の成長株 鎌ケ谷で自主トレの日々

 〝江越魂〟を継承する。高卒2年目を迎えた日本ハムの星野ひので外野手(19)が19日、千葉・鎌ケ谷で自主トレを行い、昨季限りで現役を引退した江越大賀さん(31)との交流を明かした。

プロ1年目の昨季、憧れのプレーヤーと共闘

 昨季中、2軍で同じ外野手として多くの時間を共有した。星野にとって江越さんは、阪神時代からプレーを追っていた雲の上の人だった。

 「まさかしゃべれて、同じところで練習して教えてもらえると思わなかったので、すごいありがたい環境でした」。一挙手一投足を見逃さぬよう、必死に背中を追う日々を過ごした。

基本の大切さを再認識

 心技体、全てにおいて手本だった。技術面では特に守備について、貴重なアドバイスを授かった。

 「フライを捕球する時に、『常に顔の横で捕球できるように』と。キャッチボールも、落下地点に入る時も、常に。グローブが(顔の近くから)離れると、その分、捕球のミスも多くなるので、『絶対、顔の横で捕るように』と。基本なんですけど、一流の選手はそういうところをおろそかにしないんだと気付かされました」。守備職人からの金言を、今も意識して練習に励んでいる。

理想的な肉体 「スーパーサイヤ人みたいな体」

 引き締まった江越さんの体は、星野の理想だ。「僕が目指すべき体」と目標にしている。

 「やっぱり、フィジカル面がすごい。もう、(ドラゴンボールの)スーパーサイヤ人みたいな体をしているので。足も速くて、パワーもあって。僕は全然、足りていないので、江越さんのトレーニングをこっそり見たりしていました。それを生かして、僕もああいう強じんな肉体を手に入れたいです」。少しでも近づけるよう、今オフは筋肉増量に励み、シーズン中に83キロだった体重を90キロに乗せた。

常に優しく声をかけてくれた大先輩

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