ファイターズ
《ハム番24時》1月19日
毎年恒例の「ルーキーお披露目会」が鎌ケ谷で開催された。同会ではドラフト1位の選手が代表で、鎌ケ谷市長に転入届を提出する。今年は柴田獅子が芝田裕美市長に手渡した。名字の読みが同じだな、と思っていると、同市長はあいさつで「実は偶然ですが、息子が同姓同名なんです」と衝撃の事実を明かした。
これまで、同姓同名に出会ったことがないという柴田は「びっくりしました。しばたれお、なんですか。すごいですね。縁ですね」と驚きの表情。芝田市長は「こんなことあるんだと思って、びっくりしました。息子は少年野球しかしていないので、こんなに野球が上手だったかしらと(笑)。ご縁があって鎌ケ谷に来ていただいて、すごくうれしかったです」と喜んだ。
まずは鎌ケ谷スタジアムで活躍し、1軍、そして世界に羽ばたいていくことが〝親孝行〟だ。芝田市長は「鎌ケ谷で熱いプレー、子どもたちの憧れになるプレーを見せていただきたい。ぜひ成功して、日本、世界の野球界を背負っていくような選手になっていただきたい」と、息子を見るような優しいまなざしでエールを送っていた。
入寮時は羽田空港で〝迷子〟となったものの、最終的には鎌ケ谷市出身の運転手がハンドルを握るタクシーを引き当てる強運ぶりを発揮したゴールデンルーキー。意図せず、ミラクルを起こしてしまうのは、スターの素質なのかもしれない。不思議な魅力にあふれる柴田の未来が楽しみだ。