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2025/01/21 20:00 NEW

【一問一答】キャンプ1軍抜てきの山口アタル 新庄監督3打数4安打指令に「やるしかない」

春季キャンプに向けて気合十分をアピールする山口=撮影・小田岳史

打撃フォーム改善し実戦が楽しみ

 沖縄春季キャンプの1軍スタートが決まった日本ハム育成の山口アタル外野手(25)が21日、自主トレを行っている千葉・鎌ケ谷の2軍施設で、意気込みを語った。新庄剛志監督(52)から打撃を評価され、3年目で初抜てきされた。高い身体能力を持つスラッガー候補は喜びと感謝を胸に秘め、積極アピールを誓った。取材に応じた一問一答は以下の通り。

―初の1軍キャンプが決まった心境は
「ぶっちゃけ、ちょっとびっくりしました。たぶん一番、びっくりしていたかもしれないです(笑)。とてもうれしかった。この2年間、けがをしていて。けがが多くてもチャンスを与えてくれた新庄監督やコーチの方々とか、決めてくれた球団に感謝の気持ちがとてもありました。3年目で残りのチャンスがどれだけあるか、分からないですけど、キャンプの始まりからチャンスをくれた、ということにはとても感謝しています」

―どこでキャンプ1軍スタートを知ったか
「ちょうど電車に乗っていたときです。きのう、初動負荷(トレーニング)に行っていて、電車に乗っているときに見て『えっ』と思って」

―声が出たのか
「声は出なかったです(笑)」

―インターネットで見たのか
「いや、球団からの連絡です。ちょっと差されて、どういう反応すればいいか分からなくて、電車の中でじーっとしていただけです(笑)」

―にやけなかったか
「まあまあちょっと。いや、本当びっくり。ショック。ショックと言うとあんまり良くないかもしれないですけど、本当にびっくりして」

―衝撃的な知らせだった
「本当にうれしくて。チームメートとかファンから温かい言葉をもらったから、それもうれしかったです」

稲葉2軍監督(左)から「おめでとう!」と激励を受ける山口

 

―チームメートは誰から
「温かい言葉だけど、どっちかと言うとあおりがいっぱい来たっす(笑)。きょう、やばかったです。何か『1軍選手』とすごいあおられて。何かやったらすぐ『1軍選手』とか、言われて。それもうれしいし、(斎藤)友貴哉さんからも、どっちかというとあおりの方のLINEが来たんですけど(笑)」

―特に「1軍選手」と言っていたのは
「だいたい後輩。阪口とか。だいたいあおられるのは後輩です。なめられています、後輩に(笑)。もうちょっと怖い先輩を見せなきゃダメですね、今後」

―キャンプではどうアピールしていきたいか
「このオフ、やってきた動きを。ちょっと前は動きがめっちゃ硬くて。自分の動画を見て何か違うと思っていたのが、(練習して)動きが柔らかくなって。バッティングもフォームを変えたり、それが1軍のレベルでどう通用するか、楽しみです。僕が今年、こういうのが通用するというイメージをつくって、それが実際に合っているかどうか、というのを楽しみにしている感じ。ちょっと気持ちを抑えていきたいと思います。張り切りすぎて初日からケガするのが一番ダメなので、ちょっと抑え気味。抑え気味と言っても、もちろん全力で行きますけど」

―バッティングフォームはどう変えたのか
「根鈴(雄次)さんのところ、根鈴道場に行ってて、根本的に。横振りになっていたのを縦振りに変えた、という感じで。簡単に言うと」

―梅林の紹介で
「梅さんの紹介で行きました。前から根鈴さんのことは知っていて、(根鈴さんの)息子が僕の地元(カナダ)の近くで野球をやっていて。僕と同じ高校のリーグで。梅さんが実際に紹介してくれて、ありがたいです」

―スイングを変えての手応えは
「本当に良かったと思うけど、まだ新しい振りで実戦をしていないから、ピッチャーに対してどういう感じかを見るのが楽しみです。もしかしてもう全然ダメかもしれないけど(笑)」

―新しいスイングを習得した狙いは

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