コンサドーレ
白井陽斗 負けん気こそ成長の原動力「早く信用を得て、必要とされる選手にならないと」
【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■1月22日、沖縄・恩納村
北海道コンサドーレ札幌のFW白井陽斗(25)が22日、プールでリカバリー調整(疲労回復のための軽い練習)を行った。
移籍2年目 結果残して中心選手に
前日21日に実施された長崎との練習試合では2トップの一角を務め、持ち前のスピードで相手を圧倒した。移籍2年目の今季は目に見える結果を残し続け、札幌の中心選手として名乗りを上げる。
最前線からの激しいプレスで、守備網をかく乱する。背番号71の動き出しが、ボール奪取の合図となった。岩政監督は35分×4本で行われた長崎戦で1、2本目に主力組を起用。敵陣の深い位置でボールを奪い攻撃に転じる、札幌の目指すサッカーを繰り広げた。
「前からの守備で、チームにスイッチ入れる」
攻守で主導権を握り続けた一戦を、白井は「シャドーで出たときは自分が前からの守備で、チームのスイッチを入れることを意識している」と振り返った。
任務は十分に果たしたが、反省も忘れず「まだ求められていることを考えすぎて、守備と攻撃をうまく循環できていない。監督が求めるサッカーはもっと連係が必要。その面では半分ぐらいしか仕上がってないんじゃないかな」と、表情を引き締める。
前線から各選手が連動し2人目、3人目でボールを奪いきる。意思統一された守備の直後に繰り出されるショートカウンターは今季、クラブの大きな武器となる。
連係を高めることが課題
「きのうの試合も1本目は3、4点入ってもおかしくなかった。そこで決める力を付けること、連係を高めることが課題。順調とは言えなくても、それがキャンプだとポジティブに捉えている。完璧に行き過ぎても良くないので」