コンサドーレ
田中克幸 ポジション確立へ「リスペクトしているけど…、競争に勝って試合に出たい」
【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■1月23日、沖縄・金武町陸上競技場
北海道コンサドーレ札幌のMF田中克幸(22)が23日、沖縄で行われている1次キャンプに参加し、充実の汗を流した。新体制で迎えたプロ2年目の今季は、中盤のレギュラー争いに名乗りを上げる。並み居るライバルを実力で上回り、確固たる地位を築くつもりだ。
チーム全体に活気「肌で感じている」
繊細なボールタッチから、創造性あふれるパスを繰り出す。変幻自在の左足を持つ男が攻撃の中心を担う。
8日から始まった沖縄での1次キャンプは大詰め。これまでの歩みを田中克は「監督が代わって、1年で昇格するという目標を持ってスタートした。非常に良いキャンプが過ごせている。チーム全体の活気もあって、日々のトレーニングもチーム力の向上も見られる。それを肌で感じている」と、柔らかい笑みを浮かべた。
ミシャサッカーを土台とするパスサッカーが、今季も札幌の生命線だ。トップ下やボランチを主戦場とする背番号14は、クラブの要となる中盤のポジションに輝きの場を求める。
「やりやすい」のはトップ下「面白い」のはボランチ
「ボールを受けたり、やりやすさを感じるのはトップ下。ボランチはよりボールに触る回数が増えるので面白さがある。ポジションは違えど、自分に期待されていることは変わらない。そこで、どれだけクオリティーを出せるか。目に見えて分かる結果を残せば評価に繋がる。出られる場所で結果を残したい」
中盤は青木、高嶺、荒野ら実績十分の選手たちが顔を揃える。名のある先輩たちがポジション争いのライバルとなるが、一歩も引くつもりはない。