高校野球
2025/01/24 22:25

東海大札幌高が10年ぶり7度目のセンバツ切符 昨年秋に就任の遠藤監督「タテジマのプライドを持って」

センバツ出場を決めた東海大札幌高の山口(左)、矢吹のダブル主将がナインに胴上げされる=撮影・松本奈央

現校名となってからは春夏通じて初

 3月18日に阪神甲子園球場で開幕する選抜高校野球の出場校が1月24日に発表され、昨秋の全道大会を制した札幌支部の東海大札幌高が10年ぶり7度目の出場を決めた。2016年春に現校名となってからは春夏通じて初の聖地。神奈川の東海大相模高出身で、昨秋にコーチから指揮官に就任した遠藤愛義監督(40)にとっては甲子園初陣となる。東海大系列校では唯一の出場となるだけに〝東海プライド〟を前面に押し出し、北海道勢初のセンバツ優勝を目指す。

指揮官は闘志表す〝赤〟で発表待つ

 10年前の決勝戦で甲子園に置き忘れた日本一の称号を奪いに行く。指揮官は心の中でメラメラと燃える闘志を表す〝赤〟を基調としたネクタイを締め、同校の講堂で発表を見守った。「赤は僕自身のカラーでもありますし、戦うために必要な色。ずっと僕はグラウンドでも赤をまとうようにしてる。僕は札幌校で3校目。それぞれの監督さんからいろいろ学んできょうを迎えられて、この期間、いろいろと考えさせられた。東海のタテジマのプライド持っていきたい」。

 翌25日には都内で行われる東海大創立60周年祝賀会に出席し、元巨人監督の原辰徳氏(66)ら、200人以上の関係者に報告する。

センバツ出場が決まり、拍手する東海大札幌高の遠藤監督(下段中央)

 

東海大相模に近いユニホームに変更

 校名変更後初の聖地。新たな〝戦闘服〟で聖地に乗り込む。現在のユニホームは水色をベースに、東海大系列共通の縦のストライプが入っているが、ベースの色は少し濃くなり、ストライプの幅も今より少し狭まる。指揮官の出身校である東海大相模に近づくが「相模ほど濃くはないです。独断と偏見です」と笑い飛ばした。

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