ファイターズ
《ハム番24時》1月25日

清宮の表情がパッと明るくなった。鎌ケ谷での自主トレ後に報道陣から、母校・早実高のセンバツ甲子園出場決定について、話を振られたからだ。「そうだ、そうだ! センバツですよね。すごいですよね(昨夏から)2季連続(出場)で。もちろんうれしいです」とテンション高く答えてくれた。
昨秋、都大会で準優勝した後輩たちの戦いぶりはチェック済みで、「打率も高いし、エースがいるので、軸となる選手が活躍してくれれば、いい結果も付いてくるんじゃないかな」と期待を込めた。差し入れについても「まだ(何をあげるかは)考えていないですけど、やらないと。うれしい出費です」と笑みをこぼした。
甲子園は高校球児たちが血のにじむような努力の末、たどり着く場所。清宮は「冬の(練習の)成果を出してもらって、存分に楽しんでもらいたい」と願うが、実際は慣れない大観衆の前でのプレーに、緊張や不安が勝る選手も多いだろう。
そこで、幼少期から注目を浴び続けてきたスラッガーに〝大舞台を楽しむ秘訣(ひけつ)〟を聞いてみた。「練習している以上のことは出せないので。自分たちの強みを出すことですかね」。いつも自然体で野球を楽しむ清宮らしい答えだった。