先乗り自主トレでブルペン４３球

　日本ハム・堀瑞輝投手（２６）が２６日、沖縄・名護で行われている先乗り自主トレでブルペン入りし、４３球を投げた。２０２１年に最優秀中継ぎを獲得した左腕だが、ここ３年はケガの影響で思うような成績を残せていない。兵庫での合同自主トレから宮西尚生投手（３９）と行動を共にし、レジェンドの極意を吸収する日々を送っている。

　先乗り合同自主トレに参加している宮西の隣には、決まって堀がいる。「基本は一緒について回っています」。本隊と離れて、朝は４０分ほどのウオーキングからスタート。２人でウオーミングアップ、キャッチボールを行う。この日は堀がブルペンで投球練習を行ったが、球場を出たタイミングは同じだった。

アイツほどではないが走り込んでます

　沖縄入りの前は、今年で６度目となる〝宮西塾〟に入門。前人未到の４００ホールドを達成した鉄腕と共に、走り込み中心のハードなトレーニングをこなしてきた。「僕は少ないですよ。アイツに比べたら走っていないけど、やっては来ています」。じゃんけんが弱い山本晃ほどではないが、それなりの量をこなしてきた。

マジで脱帽「ついていけるように」

　今年６月で４０歳になる先輩左腕は衰え知らずで、堀が「マジで体力すごい」と脱帽するほど。「マジであと何年やるんだろうって。あと１０年くらいやるんじゃないかと思っている。だから、負けていられないじゃおかしいけど、あの人についていけるようにしたい」と決意も新たになった。

課された任務は「付きっきりで見ろ」

　春季キャンプは宮西が１軍、堀は２軍スタート。「今年は国頭だと予想はついていました」。離ればなれとなる２人だが、重要任務を命じられている。「もっさん（山本晃）がちゃんと走っているか確認しろと。走っていなかったら追加メニューをミヤさんが作って、それを付きっ切りで見ろという感じで言われています」。

２軍からの逆襲「開幕１軍狙えれば」

　２軍からの逆襲へ「今年はやらなきゃいけない。何とかオープン戦で結果を残して、開幕１軍を狙えればいいなと思っています」と気合十分。猛アピールし、再び〝師匠〟のもとに戻ってくる。