冬季スポーツ
2025/01/26 20:25

レジェンド葛西がW杯札幌大会2年連続出場へ ギネス更新の8年ぶり世界選手権も視野【ジャンプSTV杯】

個人第10戦、2回目のジャンプを終え、クラブハウスへ引き揚げる葛西=撮影・井上浩明

■ノルディックスキー・ジャンプ男子コンチネンタル杯(1月26日、札幌・大倉山ジャンプ競技場、ヒルサイズ137メートル)
▽個人第10戦(STV杯)
▽個人第11戦

 STV杯を兼ねたコンチネンタル杯の個人第10戦と、続けて行われた同第11戦で、52歳のレジェンド・葛西紀明(土屋ホーム)が2試合とも19位に入り、2月15日からの2連戦となるW杯札幌大会の開催国枠獲得を確実にした。札幌大会でポイントを獲得すれば、同26日にノルウェー・トロンハイムで開幕する世界選手権出場の可能性が高まる。また、佐藤幸椰(29、雪印メグミルク)が第11戦で日本勢最高位の2位に入り、規定により自力でのW杯出場権を引き寄せ、日本勢のW杯札幌大会出場枠を合計9から10に増やした。出場メンバーは、近日中に正式に発表される。

個人第10戦、葛西の2回目のジャンプ

 

2試合目2回目に133.5メートル

 レジェンドが今季初のW杯出場権をたぐり寄せた。この日2試合目の2回目には、133.5メートルのビッグフライトでハードスケジュールを締めくくったが、満足はしなかった。「もうちょっと飛びたかったですね。この2本は風は当たったけど、ジャンプが良くなかった。ちょっと集中力が続かなかったかもしれない。まだまだ課題はあるけど、そこを直せば、また次の週の試合、そしてワールドカップにつながっていくんじゃないか。ワールドカップまでに修正して、良いジャンプをつくっていきたい」。予選を突破して本戦に進めば、自身の持つW杯最年長出場記録を再び更新する。

前半戦の遠征では状態が上がらず 「若い頃はこんなに…」

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