コンサドーレ
《平川弘のCool Eye》小柏が代表選出 ハードワークで爪痕残せ
先週、小柏が代表に選出されるサプライズがあった。1月に行われる強化試合のウズベキスタン戦への招集である。国内組中心で構成されるメンバーだ。ここから新戦力を発掘し、2月のW杯アジア最終予選(中国戦、サウジアラビア戦)に向けチームの底上げを図る狙いがある。
今季、小柏は7得点と最後帳尻を合わせたがケガが多かった。それもあり選ばれるなら金子かな? と思っていたので小柏の選出にはびっくりである。前線での献身的な守備、ハードワークするプレースタイルは森保監督の好みなのだろう。もちろんDFの裏へのランニングもだ。
現在、代表には伊東、浅野、前田らのスピードスターがおり、ここに割って入るのはかなり難しい。小柏には何か爪痕を残してきてもらいたい。そのためにはオフを短くして、トレーニングを積みコンディションを整えなくてはならない。本気でやらないと結果は残せない。1度呼ばれて終わりにならないよう期待している。
四方田ヘッドコーチ(HC)が横浜FCの監督に就任することになった。これもびっくりである。彼の中で監督として勝負したいという思いが熟成されたのだろう。個人的にも息子がU―18でお世話になったので、四方田HCがいなくなるのは寂しい。今回の彼のコメントは札幌との決別、もう戻って来ないことを感じる。横浜FCで結果を出していつか札幌の監督として戻って来てほしい。(本紙評論家)