コンサドーレ
2021/12/15 14:14

MF荒野「自分の理想超える」

荒野(右)は大ケガから4月16日の横浜M戦で復帰を果たす

 北海道コンサドーレ札幌のMF荒野拓馬(28)が、完全復活を目指す。今季は昨年11月の大ケガから4月に復帰を果たし、シーズンを完走した。7日には患部を固定していたプレートの除去手術も完了。キャンプインに照準を合わせ、来季は再び絶対的存在へと返り咲く。

7日にプレート除去手術完了

 1年を走り抜けた荒野は「大ケガから復帰して、ケガなく終えられた。またピッチに戻ってプレーできたのは、今後の自分が成長するための良い経験だった」と総括した。
 昨年11月に左腓骨(ひこつ)骨折、左足首靱帯(じんたい)損傷の大ケガを負った。リハビリからスタートした今季は、4月16日の横浜M戦で試合復帰。以降は離脱なく、昨季と変わらぬ28試合に出場した。一方で先発は27試合から15試合に減少した。
 完全復活を期すため、シーズン終了後の7日には左腓骨のプレート除去手術も完了した。「サポーターの皆さんは今年の荒野は少し違ったと思ったはず。100%に近づけるために頑張ってきた。来年は自分の理想を超えるようなプレーヤーになれると思う」。オフ期間はリハビリに充て、キャンプインからの激しい競争へ向けた準備を整える。
 ユース出身の生え抜きとして、確固たる地位を復権する。「今年は(チーム内での)影響力が弱かった。良い影響を与えられるように取り戻したい」と意気込んだ。(石栗賢)

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