副キャプテン就任の中村桐耶 中心選手の自覚十分「自分なりに全うしたい」
【コンサドーレ熊本キャンプ】
■１月２９日、熊本・大津町運動公園球技場
北海道コンサドーレ札幌の熊本キャンプがスタートした。２９日に早朝移動で熊本入り。長旅の疲れを感じさせず、午後からは戦術練習などを行った。２６日に札幌で開催された「キックオフ２０２５」では、ＤＦ中村桐耶（２４）がＤＦ大﨑玲央（３３）とＭＦ深井一希（２９）と共に副キャプテンに就任することが発表された。２０代中盤に入り、中心選手としての自覚が芽生えてきたところでの選出となった。Ｊ２開幕までは３週間を切った。１年でのＪ１昇格を目指す新体制の中心に、道産子レフティーが君臨する。
開幕戦へ戦術すり合わせていけたら
冷え込んだピッチの中でも、翌３０日から始まる本格的なトレーニングに向けて精力的に体を動かした。この熊本キャンプでは、札幌のＪ２開幕戦となる２月１６日の敵地・大分戦（クラサスドーム大分）への総仕上げに入る。ここまでの実戦で主力組の左ＣＢを主に任されている中村は、「最低限いくつかのチームの共通の認識のところはありますけど、ある程度（ボールの）回し方だったりは固定化しないで、自由度は任されているので、そこは、この熊本ですり合わせていけたらなと思ってます」と、コミュニケーションを取りながらフットボールの質を向上させていくつもりだ。
年齢も関係なし 自分発信で引っ張る
今季からは高嶺キャプテンを支える副キャプテンにも就任した。２４歳での抜てきとなったが「２０代中盤に入ってきているので、そこの年齢のところは正直関係ないかなと思っている」とキッパリ。「どんどん自分発信でチームを引っ張っていけたら」と頼もしい。
「新しい体制、心機一転の中で自分がそういった役職を任せられるっていうのは光栄なことですし、キャプテン、副キャプテンのメンバーを見ても、本当に（深井）一希くんだったり、（大﨑）玲央くんだったり、（高嶺）朋樹くんだったり、Ｊ１で長く活躍していた選手ばかりなので、そういった選手たちと一緒にできるっていうのは、とても嬉しいです。期待されているんだなっていうのは自分自身感じているので、期待に応えられるようには、自分なりにですけど全うしていきたい」
