【一問一答】FA新加入の福谷浩司が名護でブルペン入り「今年のテーマは回復」
先乗り自主トレで25球
中日からFAで新加入した日本ハムの福谷浩司投手(34)が30日、春季キャンプ先乗り自主トレ先の沖縄・名護でブルペン入りし、25球を投じた。一問一答は以下の通り。
―投げてみての感想は
「思ったより投げられました」
―テンポ、リズムよく投げていた印象。どんな意識で
「とにかく、この1月はあまり傾斜で投げていなかったので、傾斜に慣れるというか、それを一番意識しました」
―終わってから結構ランニングをしていた。ルーティンか
「あーいやいや、普通に有酸素(運動)をして、ちょっと疲れをとろうかなと。なんだかんだ疲れがあると思うので」
―例年、この時期に1回ブルペンに入るか
「例年と言われると分からないですけど、最近だとナゴヤ球場を中心にやっていたので、ナゴヤ球場にいる間に2、3回ブルペンに入っていました。先日お話ししたように、沖縄での合同自主トレがすごい久しぶりなので、例年だと名古屋で投げて沖縄に来たら練習せずに一発でキャンプという感じだったのが、沖縄でこうやって(キャンプ前に)1回投げられたのは、もしかしたら大きいかもしれないです」
―天気も良かった
「そうですね。もともとはきのう投げる予定だったのを、気候を見てきょうにして、結果的にはそれが正解でした。本当に気持ちよく、ランニングもそうですけどできたので、素晴らしい日になりました」
―投げた球種は
「真っすぐとフォークだけですね」
―チームの雰囲気には慣れてきたか
「慣れてきているなというか、みんなが僕を受け入れてくれた。僕から特別にしたことはないので、本当にありがたいです」
―山本拓とよく一緒にいる
「そうですね。ロッカーも今、隣に座ってもらっているのもありますし、なんだかんだ行動パターンが似ているのか、朝も同じような時間だし、終わりも一緒のような時間だし。でも初日は本当にやまーんに全部教えてもらいましたけど、今は近くにいる人に教えてもらっている感じなので、キャンプが始まってもやまーん始め、いろんな人に聞きながら流れをつかめたらいいなと思います」
―他の選手を見て、印象に残っている選手は
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「テレビで見るプレースタイルじゃない部分が大きいじゃないですか。普段のしゃべり方だったり、トレーニングに対する姿勢だったり。そういったものをこうやって近くで見られたのは本当に大きくて、この3日間ですごく、みんなも何となく僕のことをこういう先輩だなと分かったと思いますし、僕も何となく分かったので、ここからようやくスタートだなという感じです」
―今後のブルペンの予定は
「一応、1日に入る予定でコーチとは話を進めています」
―そこからは状態を見ながら
「そうですね。例年だと、去年は2軍キャンプでしたけど、休み(キャンプ休養日)を挟んで16連投ぐらいしていたので、おそらくファイターズではそれはダメだろうということもありますし。でも基本的には投げることでしっかり、という考えもあるので、そこをちょっと聞きながらできたら。それが自分の売りでもあるので、そこをうまく混ぜられたらいいなと思います」
―そんなに投げるのか
「去年はそうですね。もう投げたろう投げたろうと。だから1月にナゴヤ球場でブルペンに入ったと言いましたけど、それはちょっと多い方で、それまでの年はほとんど入らずに、沖縄からでした。今回のオフはここ数年で一番投げていないんじゃないかな。ちょっといろいろ環境が変わるのもあってなかなかできなかったので、それはそれで仕方ないと思っていましたし、でも体の状態自体は悪くないので、みんなビュンビュン投げていますけど、そこはそこで、人は人だと思って自分はしっかり日々追いついていくという感じです」
―練習中に身につけているものに青が多いのは、ファイターズを意識しているか
「スパイクは一応ファイターズのカラーなんですけど、ソックスはドラゴンズ時代のものをまだ使っています。まだ届いていないんですよ。きょう届くので、この3日間はとりあえずあるものでやっていた。すみません、意識的ではなくて、あるものでつないでいました」
―ブルペンに連続で入るのは、中継ぎを想定してか
「去年は中継ぎか先発か分からない状態で入った。先発を毎年していて、先発調整はいつでも戻れるというか。中継ぎ調整はできないし、去年は本当に最後のキャンプかもなと思って、自分がやりたい練習ってなんだろうと、やっぱり投げることが中心だなって、去年は投げました。それもありましたけど、今年はそんなには投げないと思いますけどね。今年はテーマが『回復』。回復できる範囲を広げていきたいし、回復できる範囲で留めておきたいし、みたいな。だからやり過ぎは自分の中で抑えています」
―投げたい気持ちはある
「そうですね。グッと抑えて。これは正直去年アメリカ、プエルトリコに行った経験があるからそれが今できている。向こうもそんなに投げる文化ではないというか、準備の仕方が全然違ったので、その中でもこんだけ投げられるんだなとか、いろいろ感じましたし、ファイターズに来てドラゴンズと比べると練習量は(少ない)ってみんな言うんですけど、そこは自分はそんなに感じずに今来られています」