コンサドーレ
熊本キャンプでスタメン獲り狙う中島大嘉 空き時間の過ごし方は白湯と英語
【コンサドーレ熊本キャンプ】
■1月30日、熊本・大津町運動公園球技場
序列を覆す―。北海道コンサドーレ札幌は午前、午後の2部練習を実施し、戦術練習などに時間を割いた。今季、期限付き移籍から復帰したFW中島大嘉(22)はここまでの実戦では控え組に甘んじているが、残り2週間での巻き返しに闘志を燃やしている。チームとしても昨季は点取り屋の不在がJ2降格の一因にもなった。1年の〝修行〟から帰ってきた若きストライカーが、その座を射止めにいく。
レーン変更で「いいプレーが増えた」
新チームでのキャンプがスタートしてから3週間が経過した。昨季までのミシャサッカーではピッチを縦に5分割した5レーンの中で、ポジションを変えることはあまりなかったが、岩政大樹監督(43)はレーンを変えることを推奨。この日の戦術練習でも選手がレーンを変えながら、ゴール前に人数を掛けていく動きを何度も繰り返していた。中島は当初「すごく戸惑って整理できなかった」と慣れない動きに悪戦苦闘していたが、実戦を重ねるごとに理解度は深まっていった。「今はレーン変更でいいプレーが出ることも試合の中で数が増えてきている」と一定の手応えをつかんでいる。
結果にとらわれない
フィジカル面でもコンディションは上昇。今季初実戦となったFCセリオーレ戦ではハットトリックを記録する好スタートを切ったが、その後の3試合は不発に終わっていただけに「プラスアルファ、ゴールが取れていたら、もっといい」と意気込んだ。ただ、結果にとらわれることなく、自らのやるべきことに集中できている。