【一問一答】古林睿煬 新庄監督と共に記者会見に出席「1年通して1軍に」
入団会見で笑顔を見せる古林=撮影・井上浩明
今季から日本ハムに加入した古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手(24)が31日、沖縄・名護市内のホテルで会見臨んだ。同席した新庄剛志監督(53)は、右脇腹に軽度の張りを感じている古林を気遣いつつも、積極的にチームになじもうとしている姿勢を賞賛した。会見、囲み取材での一問一答は以下の通り。
【記者会見】
―ユニホームを着た感想は
古林「とても格好いいです」
―キャンプ施設の印象は
古林「とてもきれいで充実した環境なので、こういった中で練習できることがとてもうれしいです」
―ピッチャーとしての最大の武器は
古林「(自ら英語で)ファストボール」
―最速は何キロか
古林「157キロです」
―監督としてはキャンプ中、どのように調整していってほしいか
新庄監督「ちょっとね、気合入れすぎて脇腹、右か。痛めてしまったので。シーズン入ってからが一番、大事なので、今はそんなに焦らずにゆっくりやっていってもらえればいいかなと思います。それはね、気合入ると思うので。(古林に)今まで痛めたことはない?」
古林「右側はないです」
新庄監督「じゃあ、ちょっと慎重にね。焦らずに。焦る気持ちは分かるけど、ゆっくりやっていこう」
―起用法は先発か
新庄監督「まだ目の前で見てないし、日本のバッターに対してのボールを見てないので。でもまずは先発として見てみたいなと思います」
―自身はどこでやりたいか
古林「自分としては監督が決めた方針で、どこでも投げる気持ちでいます」
―チームメートの印象は
古林「あいさつをした感じ、皆さん優しくて、とても歓迎されている。これからもっと聞きたいことがあるので、交流していけたらなと思います」
―日本語はどのぐらい話せるか
古林「まだまだ勉強しないといけないです」
新庄監督「僕もさっき日本語であいさつしましたよ。この、覚えようという気持ちがうれしいじゃないですか」
![](https://www.doshinsports.com/files/user/202501311902_3.jpg?v=1738317731)
―何か覚えている日本語は
古林「(自ら日本語で)お願いします」
―今シーズン、どんなプレーをしていきたいか
古林「今年(の目標)としては、1年通して1軍にいて、チームのために投げることができればいいと思います」
新庄監督「(古林に対し)台湾と沖縄、どっちが暖かいんですかね?」
古林「台湾です」
新庄監督「じゃあ余計に脇腹が心配なので、ゆっくりね。しっかり治してもらって、万全の状態で見たいですね」
―監督として、全体的にどんなキャンプにしたいか
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新庄監督「全体?いやもう、強いチームになったので、選手任せというか。とにかく、けがをしてしまうと、1人でも。全員がこのキャンプはけがなく乗り越えてほしいし、けがされると、ちょっと計算が狂ってくる。そこだけはもう、絶対って言葉は好きじゃないけど、けがはしてほしくないです」
―憧れの選手がダルビッシュということだが、日本ハムでどのように成長していきたいか
古林「一歩一歩、一つずつステップを踏んでいって、大きい舞台へと進んでいけたらと思います」
―古林の加入で投手陣が一層、厚くなった
新庄監督「数はいますね。だからその中に古林が入ってきたら、またさらに厚くなるし、野手もピッチャーも迷う毎日が続くのかなと思うとうれしくなります」
![](https://www.doshinsports.com/files/user/202501311902_1.jpg?v=1738317731)
―指揮4年目のキャンプ。これまでと見方が変わるか
新庄監督「4年目があると思ってなかったからね。3年で終わると思っていたから、『さあ、どういう野球をしていこうかな』と。戦力がものすごく厚くなったし、楽しみで仕方ないです」
【囲み取材】
―髪の毛を短く切った理由は
「去年の年末に兵役がありまして、そこでこの髪になりました」
―兵役はどれぐらいの期間か
「12日間。12月12日から」
―数字的な目標は
「以前から明確な数字を目標として設けるということはしてこなかった。今年もそんなに明確なものはないです。最初の目標としては、やはりチームのためになって、それが優勝につながるということが一番です」
―台湾と日本での打者の違いをどう受け止めているか
「日本の打者の方が闘争心というか、粘り強いと思っています。日本の選手もここ最近、長打が出るようなパワーのあるバッターが増えている印象です」
―新庄監督が、体が思ったよりも大きかったという話をしていた。自分自身、セールスポイントは?
「常に体をもっと大きくして強くなっていきたいと思っていますし、イニングをもっと投げられるようになりたいと思います」
―新庄監督の印象は
「とても格好いい。すごく格好いいです。台湾にいる時から、ずっと目にする存在だったので、実際に会ってみて優しいですし、とても格好良くて」
―台湾と日本の野球を結ぶ存在になることも期待されている
「自分が日本で活躍して、日本球界のスカウトの方たちにもっと台湾の野球を注目してもらえるようになったらいいと思っています」
―日本ハムの中で、話を聞いてみたい、参考にしたいピッチャーは
「(自ら日本語で)伊藤さん。これといった具体的な質問はないですけど、会話から入って、どんどん仲良くなって、いろいろな経験を教えていただけたらと思っています」
伊藤(左)と握手をする古林
―チームメートのことや日本語を日々、勉強しているか
「ゆっくり、少しずつ覚えていきます。五十音も少しずつ」