【一問一答】開幕投手の金村尚真 心に残る新庄監督からの言葉「CSの2戦目を任された時…」
今季の開幕投手に決まっている日本ハムの金村尚真投手(24)が1日、沖縄・名護で始まった1軍キャンプに臨み、順調に調整を進めた。一問一答は以下の通り。
―初日を終えて
「本当に始まったなと、すごく実感しました」
―きょうは軽めの調整か
「いや、結構きつかったですよ。ランニングもたくさん走りましたし、初日というのもあって力も入ったので、そんなに軽くはなかったです」
―開幕投手に指名されてのキャンプ。オフはどう過ごしたか
「開幕を言われているので、そこにしっかり合わせていけるので、しっかり合わせて。本当にけがだけは絶対、チームに一番、迷惑をかけることだと思うので、けがをしないようにしっかり自分のできることをやってきました」
―新庄監督の意図をどう考えて過ごしたか
「言われることによって自覚も芽生えると思いますし、そういう意味合いも込めて最初に発表したのかなと思いました」
―開幕戦の重要性は
「まさか3年目のこの早い段階で開幕を任せてもらえると自分の中では思っていなかった。でもやっぱり任されたからには勝たないといけないと思いますし。でも僕のタイプでそんなに考え過ぎると、力みにつながってくると思う。(伊藤)大海さんからも加藤さんからも、あんまり気負わずに、自分のやるべきことをやるということを言われていて。その通りだと思うので、自分のやるべきことができるように、開幕までしっかり調整できれば良いなと思います」
―今季の目標は
「去年1年間、けがなく1軍にいることができたので、今年それができなかったらやっぱりダメだと思うので、まずは1年間けがなく1軍にいるということ。あとは2桁、規定(投球回)というのは最低限、僕の中では達成したいなと思っているので、そこを目指してやっていきたいと思います」
―キャンプの目標は
「そんなにキャンプの段階からガンガン投げるとか、オープン戦にいきなり入ったりはあんまりないと思うので、まずはけがなくやるということ。オフにやってきたことをここから仕上げていかないといけないと思っているので、去年の自分を超えるためにも、このキャンプがすごく大切になってくると思うので、しっかり自覚持ってやっていけたらなと思います」
―沖縄出身。地元でのキャンプはどうか
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「思ったより寒かった。僕、12月の年末に帰省したんですけど、その時は半袖でもいけたので、ちょっと寒かったなと思いました」
―沖縄県民への思いは
「まだあんまり認知されていない方だと思うので、やっぱり地元ですし、沖縄の人に応援してもらいたいという強い思いを持っている。応援してくださると、僕も励みになるので、応援してもらいたいです」
―県民にアピールを
「難しいな。道端にいても、国際通とか歩いていても、あんまりバレないので。もうちょっとバレたい欲はあるので、できれば声をかけてほしいです」
―今季の意気込みを
「去年2位で、悔しい思いをしたので、今年は絶対にリーグ優勝、日本一を取りたいと思っている。そのためにも開幕戦で良いスタートを切らないといけないので、そこに向けてしっかり頑張っていきたいと思います」
―新庄監督から言われた言葉で、心に残っていることは
「みんな聞いていると思うんですけど、やっぱり楽しんでいけというのはすごく。CS(クライマックス・シリーズ)の2戦目を任された時も、いきなり言われた時は、うわ2戦目だって心の中では思ったんですけど、やっぱり楽しんでいけ、おまえができることをやれと言われて、やっぱりそれは楽になりました。その言葉はもちろん監督はいつも言っていますけど、直接、言われた時はすごく励みになりました」
―昨季の自身の評価は
「目標が1年間1軍にいることだったので、そこに対しては良かったんじゃないかなと思うんですけど、試合一つ一つ、やっぱり先制点を取られたり、細かい部分にはなるんですけど、味方が点数を取ってくれた後に与えたり、そういうのが目立ったので、あまり良い評価ではないんですけど、でも防御率は評価して良いと思う。今年はしっかり勝てるピッチャーになりたいなというのはあります」
―けがをしないために、ケアで気を付けていることは
「1年目にけがした時は、ちょっと怪しくなってケアを始めていたので、去年からは怪しくなる前に、とりあえずできることをやるというのはやっています」
―予兆を感じたら
「ちょっと張っているなと思った時点でほぐしたり、そういうのは常に心がけてやっています」
―国際通を歩いていても声をかけられない
「たまに声はかけられますけど、札幌の方から声をかけられるので」
―札幌の方が知名度がある
「でも僕としては地元での認知度も高くなりたい。もちろん北海道でも高くなってもらいたいですけど。あんまり声をかけられないですね」
―国際通を歩けなくなるぐらい?
「いや、そこまでは(笑)。ないものねだりですけど、たぶんちょっときついなと思いますけど、声かけられないのもあれなので」
―今キャンプで取り組みたいことは
「オフの期間、結構、変化球をしっかり練習してきた。まだ(捕手が)座ってはそんなに投げていないので、実際にキャッチャーの方に捕ってもらってどういう変化をしているか、使えるのか、そういうのはこのキャンプで、しっかり聞いてものにしたい。実際に試合に入った時に使いたいと思っているので、キャッチャーとのコミュニケーションをできるだけ多く取りたいなと思っています」