堀 2年連続最優秀中継ぎで鉄腕・宮西に並ぶ
さらなる高みへ「新しいことに挑む」
来季もタイトルにこだわり、フル稼働だ。パ・リーグ最優秀中継ぎ投手賞に輝いた日本ハムの堀がVTR出演で喜びを表した。セットアッパーはタフな役回りで、パ・リーグの2年連続受賞者は、先輩の宮西を含む4人しかいない。鉄腕の称号を継承するためにも、高いハードルに挑戦する。
入団5年目で、タイトルホルダーの仲間入りを果たした。今季、42ホールドポイントを挙げ「一番獲りたい賞なのですごくうれしいし、自信につながる」と手応えを強調した。
パ・リーグで2年続けて同タイトルを獲得したのは、2018、19年の宮西、02、03年の森(西武)、09、10年の摂津(ソフトバンク)、13、14年の佐藤(オリックス)だけ。クリアできれば、リーグを代表するリリーバーとして認められる。
当然、勝利の方程式は譲らない。「来年もタイトルを獲れるように」と語気を強めた。準備期間となる年明けの自主トレは「一緒にやってください」と宮西に直談判。あえて厳しい環境に身を置き、追い込む覚悟だ。
師匠として、堀の成長に一役買ってきた宮西は快く受け入れた。「今までは練習嫌いな子だったので、叩き直したろと思って、強制的に来させていました」と内情を明かし、「今回は誘っていない。あいつから言ってきたら、断る理由もない」と表情を緩めた。
目の前に、14年連続で50試合以上に登板するレジェンドがいる。だが、その背中はまだまだ遠い。「何かプラスアルファしてやっていかないと来年は攻略されると思うし、新しいことを見つけつつ、挑みたい」。発展途上のサウスポーは、貪欲に進化を求めていく。
近藤 ベストナインDH部門受賞
パ・リーグベストナインDH部門で表彰された。日本ハムからただ一人の選出で、他球団受賞メンバーとオンライン対談する様子が紹介された。「リベンジしたい投手」のテーマで質問を受けると、佐々木朗(ロッテ)と回答。通算4打数無安打に抑えられており「対戦が2回しかないですけど、三振を3つしているのでやりたい」と理由を明かしていた。(東京)