【西川薫】J2札幌の社長に就任した石水創社長と1年ぶりの再会
北海高校独特のあいさつ
1月27日、北海道コンサドーレ札幌の岩政大樹新監督(43)と石水創新社長(42)ら幹部が、札幌市役所の秋元克広市長(69)を表敬訪問した。50歳の記者と石水新社長は、年齢も部活動も違うが北海高の同窓。昨年1月の沖縄キャンプを取材に行った際に初対面していたが、今回はクラブのトップに就任したということで、改めて我が校独特のあいさつ「44期の西川と申します。この度は社長就任おめでとうございます」と名刺を差し出すと、「あぁ!!」と少し驚いた様子ながら自分の事は覚えていてくれたようだ。そして「52期の石水です」と互いに笑顔であいさつさせていただいた。
野球部創部120周年式典に差し入れ
今回、6億円もの追加出資を決めた太っ腹に感動を覚えたし、やはり違うなと思った。23年に行われた野球部創部120周年式典にも、野球部ではないにも関わらず、大量の特製うちわを差し入れしてくれるなど、逸話は一つや二つではない。将来の校友会(OB会)を背負っていく存在だと確信している。
学生時代に打ち込んだスポーツは…
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石水新社長は北海高ではスキー部に所属。アルペンスキーに打ち込んだ。石屋製菓の社長に就任後も、競技振興のために「白い恋人カップ」というジュニア大会に協賛していたこともある。娘さんもアルペンスキーをしているそうで、なかでも次女のほたるさんは、昨季から全日本スキー連盟の強化指定を受け、1月に行われた全道中学大会で優勝するほどの腕前。全国大会は欠場し、2月6~8日にイタリアで開かれたユース世界大会「2025アルプチンブラFISチルドレンカップ」に出場した。結果は回転(U16)で14位だったが、このレースから過去にW杯で活躍している選手も出ているほど、世界を目指す若手の登竜門となっている。
次女ほたるさんが強豪校に合格
今春の卒業後は、ぜひとも北海高へ、と言いたいところだが、残念ながらスキー部は部員不足から2010年に廃部。「名門なんですけどね」とちょっと残念そう。気になる進路は石水社長と学生時代にしのぎを削った同学年の玉川祐介さんが監督を務める小樽双葉高へスポーツ推薦での合格が決まった。同校は2022年北京五輪男子代表の小山陽平選手を生み出した全国的な強豪。玉川監督は「将来が楽しみな逸材」と太鼓判。母校のDNAを受け継ぐ、金の卵の今後の活躍にも注目していきたい。