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2025/02/02 19:35 NEW

【一問一答】伊藤大海 キャンプ初ブルペン 新球キックチェンジをおかわり試投

ブルペンで投球練習する伊藤=撮影・桜田史宏

 日本ハムの伊藤大海投手(27)が2日、1軍キャンプ地の沖縄・名護でブルペン入りし、27球を投げた。このオフから試し、習得を目指している新球「キックチェンジ」もチェック。昨季の最多勝右腕は、登板が決まっている4月1日の本拠地開幕戦に向けて、静かに動き出した。取材に応じた一問一答と、受けた進藤勇也捕手(22)のコメントは以下の通り。

―キャンプが始まった今の心境は
「いよいよ始まるぞ、という気持ちになりますし、すごくいいスタートをチームも僕自身も切れたので、けがをしないで1カ月やっていきたい」

―キャンプ初のブルペン入り。何を確認したか
「ブルペン自体、そんなに数多く入っていないので、傾斜の確認と現段階の球の強さだったり、自分の感じる部分を受け止めて。今後のスケジュールの組み方を決めていく上で、判断できるようなブルペンだったかなと思います」

―投球の感触は
「真っすぐもストライクが入っていましたし、強さも(今年)3回目のブルペンとしては申し分ないかなと思うので、あとはここから細かいコントロールや変化球を詰めていけたらなと思います」

―このオフから取り組むキックチェンジを投げていたが
「きょうは4、5球投げて1球だけでしたね。これはいい、これだったら使えそうかな、というのは」

―途中から左打者を立たせて投げていたが、その意図は
「ちょっと抜け傾向があるので、右バッターはちょっと怖いかなと。まずは左バッターにしっかり投げられるようになって、そこから両方のバッターに投げられたら、理想かなと」

伊藤の球を受ける進藤(右から2人目)と打者役で打席に立つ田宮(右)

 

―キックチェンジは、落ちる球だと思うが、伸びを確認していた
「思い切り回転をかける球ではない。シームシフト(縫い目の影響)を使いながら落とすボール。それがちょっと傾くと伸びてしまうので。落ちるように落ちるようにと調整は常にしていかないと。ラプソードで測ってもいいんですけど、まずは自分の感覚を持ってからラプソードに頼りたいなと。自分の感覚と捕ってもらっている感想を照らし合わせていきたい」

―キャンプ全体のテーマは
「けがをしない、というところと、ある程度ボリュームを出せる時期ではあるので。練習のボリュームを確保しながら、自分のリズム、ペースでしっかり調整していけたらなと思います」

―2024年はタイトルを獲得。自身の立場、役割をどう考えるか
「去年、タイトルを取った、取っていないは関係なしに、年齢的にも真ん中に立ってやっていかないといけない立場だと思いますし、下の子が多くなってきたタイミングでもあるので、そこは引っ張っていけるような、そんな存在でありたいと思います」

―今シーズンの意気込みを
「まずはいいキャンプを過ごして、3月、4月といいスタートを切れるように。そんな準備期間にしたい。登板自体は決まっていますけど、その先は決まっていないと思いますので、しっかり準備していい開幕にできたらなと思います」

―キックチェンジは伸びない方がいいという考え方か
「そうですね。落ちれば落ちるだけいいです」

―ブルペンで22球を投げた後、プラスでキックチェンジを5球を投げたが、その意図は
「出力を落とした方が再現性が高まるので。キックチェンジに関しては。それでいろいろ試しながら」

―受けた進藤からはどんな言葉があったか

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