コンサドーレ
2025/02/02 19:45

J2の戦い方を知る馬場晴也と家泉怜依が口にした「魔境」脱出のポイントは―

セットプレー練習に臨むDF馬場(左)とDF家泉=撮影・十島功

【コンサドーレ熊本キャンプ】
■2月2日、熊本・大津町運動公園球技場

 「魔境」を抜け出すためには―。北海道コンサドーレ札幌は11対11のミニゲームやセットプレーの練習などを実施した。1年でJ1昇格を果たすために岩政大樹監督(43)の下、日々鍛錬を積んでいる。DF馬場晴也(23)は2022年まで東京V(現J1)で、DF家泉怜依(25)も23年までいわきFC(現J2)でJ2をプレーした。近年のJ2を経験している2人がリーグの印象を語った。

2週間後の開幕戦へ岩政流の精度上げる

 岩政流のサッカーでJ2を制する。沖縄キャンプからスタートして、約1カ月が経過しようとしている。熊本ではまだ実戦を行っていないが、戦術練習などを繰り返し、新しいスタイルのサッカーを落とし込む作業を行っている。2週間後の大分との開幕戦(クラサスドーム大分)に向けて、さらに精度を上げていく。

「ボランチとして幅広くなれそう」

 ボランチに入っている馬場は「攻撃のところは、去年だったら後ろに入って攻撃に関わることが多かったんですけど、今年は前に入っていっていい、というのもあるので、より攻撃的なところも培っていける。また新たな武器としてつかめそうな感覚もあるので、本当にボランチとして幅広くなれそうな感じはあります」と手応えを感じている。

「頭を使って守備をする場面が多くなった」

 一方、3バックの中央に位置する家泉は「去年は組織的というよりは個で負けなければ失点しない、という形を取っていて、今年は個でも負けずに組織的にも負けない、というところでやっている。頭を使って守備をする場面が多くなったので、コーチングも増えるし、そういう組織的なところは増えていると思います」と守備面の変化を口にした。

 今季から戦いの場はJ2に移った。各チームの戦力が拮抗していることもあり、J1に上がることは容易ではない。サッカーサポーターの間では「魔境」とも言われている。その「魔境」からいち早く脱出するためのポイントはあるのか―。22年にJ2リーグ戦31試合に出場した馬場と、23年の同リーグ戦39試合に出場した家泉に話を聞いた。

J1とJ2の違いを分かりやすく比較すると―

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