コンサドーレ
MF高嶺 来季加入・井川に「負けるつもりはない」
札幌U―18、筑波大の後輩
高嶺は井川の来季加入を歓迎している。「(井川)空の気持ちを考えれば『良かったね』という思い」と、柔和な笑みを見せた。
札幌U―18からの昇格はかなわなかったが、筑波大で成長を遂げ、Uターンでプロキャリアをスタートさせる井川。自身と同じ道を歩む後輩は「ポジションも同じでユース、大学でもライバル視していた」と気にかける存在。だが「この世界で負けるつもりはない。厳しい世界で、互いに生き残るために切磋琢磨していきたい」と、プロの先輩としてのプライドをにじませた。
今季は全38試合に出場。球際での闘志あふれる守備はもちろん、前線への配球に磨きをかけ、チャンスメークでも存在感を高めた。MF宮沢が不在時にはリベロも務めたが「自分はボランチで日本を代表する選手になれると思っている。ボランチで勝負したい」と本職に強いこだわりを見せた。
自信を深め、日本代表入りも現実的な目標になった。「プロとしてそこを目指さない訳にはいかない」。新たなライバルからの刺激も栄養剤に、高嶺がさらなる高みを目指す。
(石栗賢)