【一問一答】金村尚真 待望の初ブルペン入り 初日に投球希望もストップをかけたのは…
ブルペンで投球練習する金村=撮影・桜田史宏
今季の開幕投手に内定している日本ハムの金村尚真投手(24)が3日、沖縄・名護で行われている1軍キャンプで、今季初めてブルペン入り。37球を投じた。取材に応じた一問一答は以下の通り。
―今キャンプ初のブルペン入り
「初めてにしては真っすぐも走ってましたし、良かったんじゃないかなとは思ったんですけど、コントロールであったり、変化球の精度というのはまだまだだった。そのへんはここから突き詰めていかないといけないなと思いました」
―球数は
「30ちょっとぐらいですね。40いかないぐらいまでには終わらせたいなと思ってたので、予定通りです」
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―球種は
「真っすぐ、ツーシーム、カット、スラ(イダー)、カーブ、スプリット、チェンジを投げました」
―ポイントに置いたのはどういった点か
「まずは真っすぐがどのぐらい走ってるのかを確認しながらやったので、結構、ストレートを重点的に投げました」
―ストレートの手応えは
「強さであったり、伸び、キレは、自分の中で結構、良い方かなと思ったんですけど、コントロールがまだ(不安定)だった。(課題は)そこかなと思いました」
―自主トレからスライダーを重点的に投げてきていたが、きょうはどうだったか
「(捕手が)座って投げるのも、ユニホームを着て(投げるの)も初めてだったので、実際にどんな感じかな、と思って投げてみたんですけど、ちょっと曲がりすぎてしまっていた。そこの加減がちょっと難しいなというのを感じて。ここから徐々にブルペンの数も増えてくると思うので、調整していければいいかなと思いました」
―具体的にはどのような修正の仕方になってくるか
「狙いどころであったり、あとは少しリリースが後ろの方になっていた。力んでしまって(リリースポイントが)そこになっているので、いかに力まずに、リリースを前にして投げられるかが問題かなと思っています」
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―今回のタイミングでの初ブルペンは、開幕戦から逆算したタイミングか
「本当は初日に入りたかったんですけど、ちょっとまだ怖かったので、きょうになっただけで。もちろん開幕に向けてやっているんですけど、あまり今はそこは考えないようにしています」
―怖かったというのは、体でどこか痛い箇所があったということか
「初日だったので、どうしても気合も入っていますし、力んでしまいそうだったので。まず1日目、2日目はしっかりやって、自分の体の状態を見てやろうかな、ということで3日目にしました」
―これから長いキャンプが続いていく。どういうキャンプにしていきたいか
「しっかり開幕に向けて調整して、やはり一番はけがしないことだなと思ってるので、まずはけがをしないように。しっかり良い調整ができればいいかなと思います」
―武田コーチとのやりとりで、スライダーのキレは良かったけどコースが…という話が聞こえてきた。どのような話があったのか
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「ボール球からボール球になっているので、バッターは手を出さないよと言われた。そこはストライクゾーンからボール球に、という話はしました」
―理想はもう少し曲がりを抑えながら、ストライクゾーンからボールに行くという感じか
「スライダーを投げる時はスピードを上げたいので、真っすぐとは違う力みが僕の中であって、どうしても後ろでリリースしてしまうので、曲がりが速くなって、大きく曲がってしまっている。もう少しリリースを前にしたら、しっかりバッター方向へ曲がってくれる。キャッチャーの近めで曲がってくれるのかなというのを、きょう投げていて感じたので、そこかなと思います」
―ここから細かく調整していくと思うが、開幕に向けて自分のボールにしていくというイメージはできているか
「なんとなくはいい感じで来ている。でもそれは僕の中では、このキャンプの中では絶対にものにしないといけない、というのを感じている。そこは絶対にやらないといけないと思っています」
![](https://www.doshinsports.com/files/user/202502031944_1.jpg?v=1738579463)
―だいぶ寒かったが、その中でもしっかりと投げられたか
「北海道にいたので、あまり僕の中ではそんなに寒さはなかった。いつも通り投げられたかなと思います」
―投げた球種には満足しているか
「変化球に関しては全然まだまだでした。真っすぐはずっと投げてますし、そこがやはり軸になってくると思うので、真っすぐが良かったのだけでも、まあ良かったかなと思いました」
―変化球はスライダー以外もまだまだ?
「スプリットとかは結構、僕の中でそんなに変わらない変化球なので、いつ投げても良いとは自分の中で思っている。そこはそんなに悪くはなかったんですけど、やはりカーブであったり、カットボールであったり、スライダーも、もちろんそうですけど、そんなに納得できる球というのは少なかった」
―ジャッジしていた審判がボールと判定することも多かった
「ストライクゾーンに行く行かないではなくて、質の問題です。狙ったところに行ってるのか、という感じです」
―伊藤から習った縦に切るスライダーは、イメージ通りに投げられているか
「はい、イメージ通りに。それは常に意識しているので」
―今回は37球、どんどん球数を増やしていくか
「これから徐々に球数を増やしていくつもりでいます」
―どこかで投げ込む日をつくるか
「自分の体と相談して、という感じですね」
―リリースを遅めに、というのはカット、スライダー、スプリットを含めてか。それともスライダーだけか
「僕の中では、球種はどれも違うんですよ。『カットはリリースがここのあたり』というのが自分の中であるので。スライダーに関しては、少し後ろすぎているな、というのは感じてるので」
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―すっぽ抜けて、打席に立っていた武田コーチに当たりそうになったボールがあった。あれはスライダーか
「あれはカーブです。カーブって抜けるボールじゃないですか。いつも通り投げたら、ちょっとあっちに行ってしまいました。僕の中では、いつもカーブは決まるんですけど、久しぶりに投げたら、あっちに行ってしまったので、まだまだだなと思いました」
―まだまだ納得してないという言葉が多い。想定の範囲内には収まっているか
「去年はもうこの時点で紅白戦で投げてたので、僕の中ではこの時期でまだこれだけしかできてないんだ、というのはあります。ブルペンキャッチャーの方にも、まだしょっぱなで、変化球の良さを求めるとかあまりしなくていいよと言われて。確かにその通りだなって思ったので、そんなに投げてないですし。そこは焦らずにいっていいのかなと思ってます」
―初日に入りたかった気持ちを抑えて、2日後に入るというあたり、すごく落ち着いている
「本当に周りの方に、焦るな、焦るなとずっと言われていて。初日にブルペンに入ろうかなと思ったんですよ。そうしたら(伊藤)大海さんが『やめておけ』と言っていたので(苦笑)。いろいろな人の話を聞きながらやっていますね、今は」
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