ファイターズ
2025/02/03 19:20

《SHINJOの信条》僕はもう全てオッケー。協力したいタイプだから


■春季キャンプ第1クール第3日(2月3日、Enagicスタジアム名護)

―侍ジャパンの井端監督が視察に訪れていた。新庄監督が(日本ハムから)選手5、6人を候補に挙げていたという話があった
「名前は言っていた? 誰? 以前、辰己くん(楽天)は推薦しました。センターは誰が良いですかと聞かれて。彼はそういう舞台、強そう。精神的に結構、やってくれるんじゃないかなと思って。トータル的なバランスではセンターは辰己くんがいいんじゃないかな、ということは話したりしていました。そうしたら選んでくれたので」

―日本ハムから斎藤が候補に
「友貴哉くんでいいの?と言った(笑)。そんなに結果を出していないし。まあ、魅力があったんでしょう。ただ、ボールが変わったらどうかな。ちょっとバラける感じはするんですよね。器用なピッチャーじゃないから。もしかしたらガンガン、ストライクが入るかもしれない。ボールが変わったことによって。そのへんはちょっとやってみないと分からない」

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―水谷も候補に
「ただ、出られる場所がなくないですか。だってもう、大谷くん(ドジャース)はDHでしょ。基本は。そこから外野で(センターに)辰己くんがいたとして、近藤くん(ソフトバンク)が入って、鈴木誠也くん(カブス)。彼らを外して水谷くんというのは、ちょっとまだ考えづらいかなと。でも分からないすからね。やってみないと。水谷くんの場合、面白さはあるよね」

―もう1シーズンあるから、ステップアップしてほしいと
「ですね。いいところに目を付けたんじゃないですか。ちょうど僕が、さあ、この選手をスターにしていこうか、という2人がね。正解だったということですね、僕が」

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―井端監督は1年のシーズンを終えて、ポンと伸びそうな選手が多いチームと
「うちはね。そう思う。どの選手を選ぼうか、という人数はほかの球団よりちょっと多いかもしれないですね。僕はもう全てオッケー。協力したいタイプだから。伊藤くんにしても、この間の北山くんにしても、あとはいろいろ球団とのやりとりというところには、僕はタッチできないから」

―河野も選出された。井端監督が高く評価
「もちろんいいんですけど、カットボールより落ちるボールの方が僕は向こうは打てないと思う。慣れていないから。(海外の)高校、大学の教育の方針として投げさせない、肘に負担がかかるから。だからやっぱり高校、大学と見ていないのに、プロに入って日本のピッチャーがフォークボールを急に投げてきて、見たことがないから。そんなに多くは見ていない。だから落ちるボールのピッチャーの方がいいんじゃないかなと。千賀くん(メッツ)ぐらいの。横より縦かなと。でも、それは河野くんがそういう場所で投げてないから(適性が分からない)。ゲッツーを取るならいいかもしれないね。向こうのバッターはそのまま前に来ずに、右バッターだったら右(足に乗って)打つバッターが多いから。河野くんのカットボールが芯に当たりにくいところで、バットの下に当たってゴロになるという狙いは、いいかもしれない。実際、そうやって抑えるだろうし。河野くんもそういうボールを投げるだろうし」

―井端監督が、新庄監督が他球団の選手の名前を挙げていたと。それは辰己選手のことか
「ですね。辰己くんと長岡くん(ヤクルト)。交流戦で僕たちとやった時はあまり調子が良くなかったんですけど、守備、走塁。結果は出ていなかったんですけど、結果を出すんじゃないかなと僕には見えていたので。ショートとして面白いんじゃないかなと思って、名前を出させてもらったんですけど。清宮くんが残念だったねと。申し訳ないと。謝りは入れておきました(笑)」

―本人は頑張りますと言っていた
「いや、きっちり外れているじゃないですか。これが答えなんですよ。活躍していたら選ばれるだろうし。もしかしたら、本番でクリーンアップを打っていたかもしれないし」

―練習前に山本拓、斎藤のグラブを見ていたが
「今、グラブが格好いいじゃないですか。前にも言ったように、グラブのデザインばかり気にして、ポケットとか、できていない選手がめちゃくちゃ多いんですよ。自分でフォアボールを出しました、そしてピッチャーゴロが来ます。ダブルプレーを取れるボールに対して、ポケットができていないから、ちょっと捕れてもズレるんですよね。収まっていたら、ポンと手を持っていけるけど、硬い分、どっちに行くか分からない。探りにいってしっかり握れてないまま、セカンドに放って、ダブルプレーが取れないと嫌だから」

―ポケットが大事
「今、ドロース(グラブオイル)ってあるのかな。あれを付けて、室内で全部、受けておけってね。150キロぐらいの球を。ポケットをつくるために。僕はそうやってグラブをつくったから。ずーっと受けて。マシンの球。捕っておくだけでいい、できるから」

―グラブを見てふに落ちない様子だった
「新しいんですもん。皮もたぶん、普通のキャッチボールでもポンと出てくるぐらい硬いから。ずっと伝えていますけどね。伝えているけど、練習で使っていたから、練習用かと思っていたら、試合用と言うから。これはちょっとダメと。柔らかくしてくれと」

―杉浦くんにも伝えていた
「全員に伝えたんですけどね。もしドロースとか、たくさん塗って柔らかくしても試合でそれが残るわけでしょ。ヌルヌルは。でも、グラブを柔らかくするためにこうしたんですよと。…それはそうなった時でいいか、もう(笑)。あと帽子。ほかの球団もそうなんですけど、つばが真っすぐなやつ、野球センスがなさそうに見えるんですよね。俺、あまり好きじゃないですね。こっちの方が僕は格好いいし、見た目的に。真っすぐだと、例えば外野手が打球を追いかけて、風吹いていたらピーンって(あおられる)。格好は良くないね」

―つばが曲がらないぐらい硬いのかも
「そんなに硬くないでしょ。それは曲がるでしょ。カッチカチやったら危ないでしょう(笑)。真っすぐの方が投げやすいピッチャーも…でも僕、見た目重視だから。成績よりね(笑)。もうジェッシー(水谷)が、追いかけて行って帽子が取れるとか、もう気になって仕方ない。あのキャラクターであの髪形をああだこうだと言えないから。じゃあ、帽子が取れないようにしなさいと。(帽子に)穴を開けてジェッシーの髪を結ぶとか、ひもを付けるとか。それくらいしてもらわないと危ない。左中間にいった時にジェッシーの帽子が取れて、センターの子がこの帽子を踏んでこけたりしたら危なくないですか? ピッチャーにもよく言うんですけど。投げた時にブカブカで、(帽子が顔方向に取れて)ピッチャー返しで顔面とか目に当たったら、野球が終わりになってしまうから。選手のために伝えているんですけど。畔柳くんはちょっと絶壁すぎて。帽子が取れるから。方法を考えないといけない。そういう問題もあるから。取れない方が良くないですか? 危険性を考えたらね」

―ライブBPで気になった投手は
「あまりきょうは、みんな良くなかったかな。僕は内野から見ていたんですけど、バッターの振りを見ていたらたぶん、あれは球種を聞いていますね。タイミングが合っているから。全部。それでいい当たりをされていなかったというのは、そこそこいいボールが行っていたのか、バッターがダメなのか。そのへんはちょっと分からないけど。ボール自体はそんなにまだ、いい感じとは思わなかったです」

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―投手が球種を先に伝えていたよう
「それはおかしいよね。捕手がサインを出してバッターに言うでしょ。それを指示したのは、何か考えがあったんでしょう。まあ、でもすぐに分かりましたよ。球種を聞いているわと。球種を伝えないでくれ、というピッチャーもいますからね。まあ、最初、一発目ですし。ここからどんどん徐々に(上がっていく)。柳川くんとか福島くんの実戦はもう少し後か。その時になってからでいいんじゃないですか。慌てずにね」

―今年は例年以上に寒い
「ちょっとね。初日も寒かったし。散歩する時に半袖じゃ無理ですよ。沖縄じゃない感じはしますね。なんともならんけどね(笑)。言ったところで。暑い時に暑いわと言っても涼しくならんからね。寒かったら寒かったで、もうこっちが工夫しましょう」

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