コンサドーレ
《平川弘のCool Eye》J2では局面を個で打開していくことがより増えるだろう 注目選手は?
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意識のアップデートが必要
2月16日の大分との開幕戦まで2週間を切った。開幕を戦う大枠のメンバーは岩政監督の頭の中に入っているはず。ここからは戦術の徹底はもちろんだが、セットプレー等の細かい部分を詰めていく作業や、コンディションを整えていくことが大事になる。
ここ何年か札幌はJ1だったので、久しぶりのJ2のサッカーを思い出さないといけない。とは言っても札幌でJ2を知っている選手はそう多くはないのでは。J1と同じ感覚でプレーすると痛い目に合うので、意識のアップデートが必要だ。
サッカーの基本部分のウェート大
近年のJ2はプレーのクオリティが上がってサッカーのレベルも高まっている。札幌のようにポゼッションして主導権を握ろうとするチームも多い。だが、基本的には攻守の切り替えや球際の厳しさというサッカーの基本部分のウェートが大きいのがJ2である。
技術があればスピードを落としてボールをキープし、前に進むことができる。スピードを落とすということは相手のプレッシャーを受けることを意味する。相手が来ても慌てることなくボールをしっかりキープでき、緩急があるのがJ1。走るスピードを上げてプレスを回避するのがJ2。ざっくり言うと、そんな違いがある。だからJ2のサッカーは必然的に速くなるのである。J1昇格のため、堅守速攻で結果を出すサッカーが求められるのも、その「速さ」が要因だろう。