【一問一答】今川優馬 紅白戦で左中間に豪快アーチ ホームランよりも新庄監督を喜ばせたのは…
■紅白戦 紅組3-0白組(2月4日、かいぎんスタジアム国頭)
日本ハムの今川優馬外野手(28)が今季初実戦となった紅白戦に紅組の「2番・左翼」で先発出場した。2打席目に左中間への豪快な〝今季チーム1号〟を放ち、1本塁打1打点1四球をマーク。新庄剛志監督(53)もベタ褒めだ。試合後に行われた囲み取材での一問一答は以下の通り。
―2打席目に見事な本塁打。感触はどうだったか
「完璧でした」
―今季初の実戦でチーム第1号をマーク
「自分の持ち味の長打をしっかりアピールできたというところが、すごくうれしいです」
―新庄監督も非常にうれしそうだった。DM((ダイレクトメール)でアドバイスをもらっていたそうだが
「2、3年ぐらい前から、タイミングをもっと早く取れれば打てるようになるよ、というお話をいただいていて。ずっとやってはいたんですけど、なかなかうまくできず、ズルズル来ていて。やっとその感覚というのがつかめてきたのかな、というのがあって、きょうもうまく間を取れたので、1打席目の四球にもつながったのかなと思っています」
―監督は1打席目の四球を高く評価していた。その打席で意識していたことは
「きのう、ライブBPに立たせてもらって、速い真っすぐをたくさん見させてもらったので、きょうはしっかり変化球を見極める、変化球を打つというテーマで1打席目は臨んだ。自分の打つべき球をセレクトした結果、四球を取れた。今年の自分のテーマとして、四球をしっかり取って、出塁率を高めたいというのが一つあるので、そこは非常に良かったかなと思います」
―監督が見ていることは意識していたか
「僕はもう毎日毎日アピールしなければいけない立場ですので。一打席一打席、命懸けというか、気持ちを込めてやるだけかなと思っています」
―今年はアメリカでも調整していた。どういうことを学んだか
「一つ簡単なことは、体重移動をなるべくしない。僕は頭が突っ込んでしまう癖があって、低めのボール球を振ってしまったりすることが多々あったんですけど、体重移動をしなくても、しっかりバットを後ろから加速させれば、並進運動がなくてもしっかり飛ばせるということが分かった。そこがボールを長く見られている一つのポイントなのかなとも思っています」
―監督はインパクトの瞬間の速さについても話をしていた
「(アメリカで)教わったのも一瞬の速さ。強さではなくて速さというふうに教わったので。ボスもずっと『強さじゃなくて速さだよ』と言っていたのが、僕も少しずつ分かってきたのかなという感じです」
―外野のレギュラー争いのレベルは高い。どういう部分をアピールしていきたいか
「もちろんバッティングもそうですし、1打席目に塁に出て盗塁を仕掛けはしたんですけど、結果、与那嶺選手(※テスト生のマイカ与那嶺)が打って何にもならなかったんですけど(※二ゴロの間に二塁進塁)、盗塁や守備も全部含めてアピールしていきたいなと思っています」
―1打席目は変化球を待っていた中で、最後の変化球を見逃して四球を選んだ。待てた要因は
「まずはしっかり頭を整理すること。今までだったらたぶん、まだこの早い時期で(カウントが)3-2になったら、真っすぐで(ストライクを)取りに来るかもな、という考えで真っすぐを打ちにいって、最後のスライダーで三振という場面が多かった。そこはまずしっかり頭を整理して、配球も考えながらやったのと。あとは体重移動をしないことによって、後ろで待つ時間が長くなったので、今までより少しボールが長く見えている。ボールの見極めが前よりはできてるのかなと、自分では思っています」
―監督が珍しく今川をとても褒めていた