ファイターズ
《ハム番24時》2月4日
4日に国頭で行われた紅白戦はチームにとって今季初の実戦となった。その試合に新人で唯一出場したのが、ドラフト5位の山縣秀だ。
試合の感想を問われた際の第一声は「かなり緊張していて」という初々しいもの。だが、この試合、そして取材対応を見ていると、本当に緊張していたの?と思わず勘繰ってしまうような強心臓ぶりを見せていた。
紅組で出場の山縣に与えられた打順は1番。日本ハムの2025年シーズン最初の打者という〝大役〟をルーキーが担うこととなったが、「大学時代も1番を全然、打っていなかったので、ワクワクして打席に入れました」と語るように、根本悠楓が投じた初球に対して、気後れすることなく鋭くスイングした(※セカンドライナー)。続く第2打席でも初球打ちを披露した(※レフトフライ)。
「きょうの(チームの)テーマが『ストレートに振り負けない』。2打席ともストレートが初球から来たので、それを思いっきり振りにいきました」。臆することなく振りにいけるメンタルの強さを垣間見ることができた。
新人唯一の野手。プロの先輩たちに囲まれながらキャンプの日々を過ごしている。そんな環境下でも「テレビで見ていた人たちがいる、みたいな感覚なので、毎日ワクワクして楽しみながら練習できています」と堂々とプレー中だ。
日々、ワクワクが止まらない〝ガタシュー〟が、F党をワクワクさせてくれる日が来るのは、そう遠くはないはずだ。