冬季スポーツ
スマイルジャパンが7発快勝発進 ユース五輪金メダル世代のFW伊藤が口火【女子IH五輪最終予選】
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■アイスホッケー女子2026年ミラノ・コルティナ五輪最終予選グループG(2月6日、苫小牧・nepiaアリーナ)
7発快勝発進! 世界ランク7位の日本は、開幕戦で同13位のフランス相手に7-1で大事な初戦を制した。第1ピリオド3分にFW伊藤麻琴(20)が先制点を挙げると、同7分にFW輪島夢叶(22)がゴールを決めるなど、序盤から豊富な運動量でパックを支配した。午前の試合でポーランド対中国が延長PSまでもつれたため、日本が勝ち点3で単独首位に立った。8日は同20位のポーランドと対戦する。
相手GKの左サイド抜いて先制ゴール
ヤングスマイルが躍動した。開始2分3秒、ゴールラッシュの口火を切ったのはFW伊藤。自陣ゴール前から右サイド前方へのパスを受け取ったFW志賀紅音(23)からセンターライン付近でパスを受けると、そのまま持ち込み右サイドからスティックを一閃。相手GKの左サイドを抜いて、ゴールネットを揺らした。「最初の5分を大事にしようと話をしてて、自分にパックが回ってきた時に、まずはゴールに向かおうと思ってシュートを放ったら、結果的に決まった」。チームに勢いをもたらす貴重な先制ゴールだった。
第2ピリオド9分にリード広げるチーム5点目
伊藤は4-0で迎えた第2ピリオド9分にも、FW志賀からの折り返しをゴール前で叩いて2点目をマーク。「志賀紅音さんがゴール前まで粘ってくれて、あとは自分が打つだけ、という形だった。いつもだったらちょっとスカして決められていない部分だと思うんですけど、きょうは決めてやろう、という気持ちがあった」。23人中、伊藤や野呂ら半数の11人が五輪未経験で、全7得点中、6得点を占めた。