ファイターズ
2025/02/07 21:20

【一問一答】北山亘基 今キャンプ最多のブルペン100球 研究と実践の成果じわり

家紋入りグラブでブルペン投球した北山=撮影・松本奈央

 日本ハムの北山亘基投手(25)が7日、1軍キャンプ地の沖縄・名護でブルペン入りし、今キャンプ最多の100球を投げた。苦手意識のあった右打者の内角球をポイントにしていたが、感触は上々。先発ローテーションの有力候補は、自らの計画に沿って調整し、実戦に向かう。取材に応じた一問一答は以下の通り。

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―3度目のブルペンを振り返って
「きょうは100球、投げたんですけど、キャンプに入って一番多く投げられて、そこが一つ良かったかなと。ただ、いいところもあれば悪いところもあったので、次につなげていきたいなと思いました」

―いいところ、悪いところとは
「このオフ、真っすぐの強さ、精度を上げるトレーニングをしてきたんですけど、そこが出た部分もありましたし、時折、上に抜けてしまうボール球もあったので、今後、もう少し詰めていきたい。変化球も落ち球のスプリット、カットボールでいいボールが結構あったので、よりそのいいボールを増やしていけるようにやりたい」

―打者を立たせ、カウントも意識しているように見えたが
「まだそこまで実戦に近づけようという意識はないんですけど、形から入ってやって。去年、右打者に対してのラインの引き方というか、自分の中でイメージがぼんやりする部分があったので、そこを改善するようにトレーニングしてきた結果、今年は右打者にいい形でラインが引けている部分があるので、そこは一つ良かったです」

―現段階の調整具合は
「一番はけがをせず、できていること。ここ最近は寒いので、よりけがに注意して。暖かくなってくると、体も動いてくると思うので、そこに合わせてしっかりやりたい」

―オフは球の強さを意識してきたが、現状は
「真っすぐ立つところから、投げたい方向に体を進める。シンプルなんですけど。今までミットに向かって力が分散しているようなところがあったので、よりまとまるように。一つの力に集約して投げられるように、トレーニング、技術練習をやってきました」

―オフにドジャーズの山本と連携して
「自主トレ自体は今回、タイミングが合わなくて、できなかったんですけど、直接お会いする機会はあって、少しお話ししました。今オフは、たわいのない会話というか、野球の内容というより楽しくお話しした、というぐらいだったので。昨年はシーズン中、個人的に連絡させてもらってリカバリーの部分だったり、先発投手としての質問をさせてもらって、アドバイスをもらうこともあったので。それも引き続き、大事にしながら今年もやっていければ」

―先発ローテーション争いは激しいが
「もちろん、開幕ローテを狙っていくつもりでやっています。スタートが大事ですけど、終わった時に、1年間しっかり回った、ということが大事だと思うので。目先の開幕ローテを目指してやっていく中で、シーズンも見据えて。通年で回れるように、ということに重きを置いて、トレーニング、コンディショニングをしっかりやっていきたい」

―このキャンプをどういう時間にしたいか
「今年、実戦の登板予定が例年より後ろに詰まっているので、今この時期は、自分の練習、やりたい練習がすごくできる時間なので、そこは大事に使って。だんだん実戦が近づいてきた時にまとめるという形でやっていきたい」

―先乗り自主トレでやりを使ったり、重さ1キロのボールを投げていた。その意図は
「説明したら1日過ぎてしまうので、難しいですけど(笑)。やりだと、ちょっと体が開いてしまうと、外に逃げたり。手だけで投げてしまうと引っかけてしまったり。いろいろあるんですけど、一つのチェック。その手前にトレーニング、エクササイズもするので、それと実際に硬球を投げる時の技術をつなぎ合わせるというニュアンス。確認作業の一環としてやっています」

―重いボールについては
「ボールも、投げたいメカニズム、メカニックというか、目的は似通っていて。やりと交互に投げたりするんですけど、あれも重たいので、小手先で投げるとけがをしてしまったり。部分的に負荷がかかるので、体全体をつなげて一つにまとめて動かす、というニュアンスです」

―宮西、生田目も見て実践していたが

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