ファイターズ
2025/02/08 20:30

《ハム番24時》2月8日


 玉井の復活を誰よりも待ち望んでいるはず。紅白戦の登板を見届けた宮西に感想を聞くと「最後の球、カットかな。あれもいいブレーキがかかっていた。一発目であれだけ放れたら(十分)。球の強さも去年と違うし、今年は状態が良さそう」と目を細めた。

 スリークオーター気味の腕を下げた新フォームに挑戦している玉井。変化をいとわず、生き残ってきたベテラン左腕は「特に結果を出したヤツほど、変化を恐れるものやから。けがもして1年間1軍におれんかった。踏ん切りを付けたというのは、プラスに考えていいんじゃないかな」と相棒の決断を支持した。

 さらに、腕を下げた時のリスクについても体験談を交えて解説してくれた。「横の方が変化球が曲がりやすい。やり始めは。ただ、続けていくと壁がある。元気な時はいいけど、疲れて曲がらなくなってきたら、だんだん腕が上がってきたり、外回りしたり。修正方法は、去年の俺のチェンジアップと一緒で、投げながら見つけていかないと。まだまだ課題は出てくるやろうな」

 妙に優しい。らしくない…と疑い始めた時、宮西のツンデレスイッチが入った。「でもあいつ、さっき会ったら『裏切り者とは口きかね!』と言いやがった」。キャンプ1軍をうらやみ、憎まれ口を叩いてきたらしい。

 この〝暴言〟で火が付いた。「なんか、常に仲が良いと思われているけど、連絡とか一切しない。あいつなんて、ホンマに携帯に(電話をかけても)出ない。携帯を携帯していない。連絡しても5時間後に返ってきたりするから」。なぜかホッとした。これが兄弟のようなミヤタマの平常運転です。

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