【一問一答】水谷瞬 1番起用の紅白戦で攻守に躍動 新庄監督の期待に結果で応える
一回無死、左前打を放つ水谷=撮影・井上浩明
■紅白戦 紅組1ー1白組(2月8日、Enagicスタジアム名護)
日本ハムの水谷瞬外野手(23)が白組の「1番・左翼」で先発出場。打っては2打数1安打1盗塁、守っては1回表にファウルフライをランニングキャッチするなど、走攻守の全てで好プレーを披露した。新庄剛志監督(53)が構想の一つに挙げる松本剛外野手(31)との1、2番コンビに視界が開けた。主な一問一答は以下の通り。
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―新庄監督が松本剛との1、2番コンビについて言及した
「使ってもらえたら、ありがたいです」
―1番という打順の印象は
「そんなに好きではないですけど、それだけ去年は使っていただきましたし、去年、誰かが1番で出ていたら、あまりいい気持ちはしなかった。今年は1番という打順にこだわってもいきたいなと思います。使っていただけるだけ、ありがたいですし、今の段階では1番というところにこだわりを持っていけたらと思っています」
一回無死、左前打を放った水谷(右)=撮影・松本奈央
―水谷が打つことで、攻撃の幅が広がる
「(対戦相手の)紅組はきょう、イソさん(五十幡)が1番で出られていましたけど、イソさんは(自分とは)違うタイプだと思いますし、剛さんであったり、そういう1番を打たれる方みたいに、そこまで僕は器用なタイプではないと思います。けれど、1人目からインパクトがあるというか、印象付けられる打席をつくれるというところで、僕を置いてもらえていると思う。そこは自分のスタイルを崩さずやっていきたいと思いますし、去年から言っているように、今年はたくさん走りたいなと思っているので、そこも含めて1番として機能できたら、僕の中ではベストかなとは思います」
―1番を打つ上で大事にしたいことは
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「1番は難しいと思いますし、1打席目から打てたらベストですけど、そんなに簡単ではないと思います。いきなり僕が行って、初球から詰まってサードゴロ、ショートゴロと、ボテボテの打球を打ってしまったら『きょう、ピッチャー(の球が)来ているのかな』と、次のバッターに対して良くないイメージをつくってしまう。そこはしっかりと良い内容の打席をつくりたいとは思っています。かといって、全部が全部、強い打球で惜しかった、ハードラックで凡退ということもないと思うんですけど、なんとかヒット、ホームラン以外でもチームに勢いを付けられる、そういう打席をつくれたらな、というのは考えています」
―松本剛とのコンビ。どういう1、2番を目指したいか
「剛さんはいろいろとできる選手だと思うので、仮に僕が凡退しても、剛さんがヒットを打ってくれて、なおかつ走れる選手なので、それで1アウト2塁になれば、送りバントをした形と一緒になる。僕が(塁に)出たとしたら、今年は走りたいということも言っているので、走るまで待ってくれるかもしれない。走ったら走ったで、二塁からバントなり右打ちなり、もしくはタイムリーであったり、そういうところも踏まえて器用な方だと思うので、そこは信頼して、なんとか剛さんにも勢いを付けられるというか、いい形でつなげるような役割をできたらなと思っています」
一回、二盗を決めた水谷(手前)
―一回の盗塁時のスライディングについて
「大丈夫か、みたいなことを言われましたけど、僕は全然(大丈夫)。(後で)映像を見ます(苦笑)」
―スライディングの位置がベースに近く見えた
「まあでも、遠くてアウトよりも、近くて足が入ってセーフ(の方がいい)。でもそうですね、スライディングも実際2回目なので、けがなくいきます」