加藤貴之 今キャンプ2度目のブルペン入りで170球の熱投
ブルペン入りした加藤貴=撮影・松本奈央
昨季キャリアハイの10勝をマークしたベテラン左腕
日本ハムの加藤貴之投手(32)が8日、1軍キャンプが行われている沖縄・名護でブルペン入りし、170球を投げ込んだ。
昨季、自身初となる2桁勝利を挙げ、今季もローテーションの柱として期待がかかる左腕が、シーズン開幕に向けて順調に調整を続けている。
中6日でブルペン入り 60球目から打者も立たせて
キャンプイン初日となった1日から中6日で迎えた2度目のブルペン。60球目からは「バッターが立った方が感覚がつくりやすいし、よりフォームをつくりやすい」と、今季初めてバッターを打席に立たせて投げ込んだ。
その後も黙々とキャッチャーミットを目がけてボールを投じ、最終的にはその数を170球まで積み重ねた。

加藤投手コーチも太鼓判 「計画通りだと思う」
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「前回に引き続き、本当に良い球が投げられている。ブルペンキャッチャーからも良い球が多いと言われているので、そこは安定しているかな」。自身がこの日の投球内容に手応えを感じれば、その姿を見守っていた加藤武治投手コーチ(46)もまた「あれだけ投げられるということは状態もいいし、本人も今の時点での状態が、去年の今頃よりもいいと。順調にやってくれていて、計画通りだと思う」と太鼓判を押した。

油断や慢心は皆無 ローテ入りへ競争を強調
昨季は、14勝を挙げて最多勝を獲得した伊藤大海投手(27)に次ぐ、チーム2位タイの10勝をマークした。実績を考えれば、ローテーション入り確実という立場は揺るがない。
それでも加藤貴は「(ローテーション入りは)結果次第だと思う。結果を出さない選手はローテーションを守れないと思うので、しっかりと結果にこだわって頑張りたい」ときっぱり。一切、慢心することなく、シーズン開幕の時を見据えてトレーニングに励んでいる。
