【一問一答】北山亘基 18日の中日戦に登板 ブルペンで手応え十分の変化球とは
練習前に笑顔を見せる北山=撮影・松本奈央
日本ハムの北山亘基投手(25)が12日、1軍キャンプ地の沖縄・名護でブルペン入りし、64球を投じた。初実戦が18日の中日戦(北谷)に内定。キャンプも第3クールに突入し、出力も上がってきた。この日も直球、変化球の質に手応えをつかんでいた。ブルペン投球後の一問一答は以下の通り。
【2000円おトクな年払いプランはコチラ】
―前日11日はメニューにブルペンが組み込まれていたが、回避した
「そうですね。もともと、投げる、投げない、とりあえず当日、考えようかなで入れてはいたんですけど。登板日程も考えて、自分の体の感じと合わせて、きょう投げようと。きのうはなしにしました」
―力を入れていた
「バッターを立たせて、だんだんオフにやってきた取り組みを、実際に対バッターで出していこうという過程の中で、結構、実戦に近い形できょうは投げられたので、良かったかなと思います」

―現在のテーマは
「オフを通して、去年の年末、プレミア(12)くらいの時からやっていたんですけど、基本、真っすぐの時に指に乗るというか、ボールに負けない、押すとか、かけるじゃなくて、最後、乗るところなんですけど、ボールに指が。そこを安定して出せるように。よく角度があるボールって言うと思うんですけど、それができたら角度のあるボールになってくるんですけど、そこをまず軸で安定して出せるように体を変えていこうというところをやっていた。それができてくると、カットボールだったりとか、フォークボールも、今まで曲げようとか、落とそうとしていたボールが、基本、真っすぐと同じように投げて、その結果、変化するボールになってくるので。そこをこのオフしっかりやっていたので、そういう点をやっていました」
―乗ってきていたボールも結構あったか
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「だいぶありますね。あと、そのおかげで今まで抜けていたボールも多かったんですけど。右バッターのインサイドのライン出しがそのおかげで出せるようになってきた。最後までそのラインに軌道を乗せて、ボールを乗せられるようになってきているので、いい感じかなと思います」

―シーズン中は高めに浮くケースが多かった
「そうですね。はい、そこも深掘って、いろんな要素があるんですけど、自分なりにそこを細かくつぶして、だいぶ低めに強いボールも増えてきたので、比例して強い変化球が増えてきたので、いいんじゃないかなと思います」
―乗せる感覚はどのへんで感じたのか。シーズン中とか
「いや、もうずっと…いい時はいいボールが行くじゃないですか。それの感覚がそういう感覚。でも、10球に1球だと意味ない。それを10球投げて5球行くのか。もっと7球、8球、そこの精度を上げていけるようにというニュアンスでやっていたので。もともと何球かに1球、投げられていたボールをもっと安定して投げたい気持ちでやっていました」
―トレーニングのアプローチは変わらない
「トレーニングのメニュー自体は大きく変わらないですけど、同じメニューでも捉え方とか、見方次第ではそこにつなげてこられるメニューもたくさんあるので。パッと見は何やっているか変わっていなくても、自分の体の中で意識するポイントだったり、変えていきたいポイントは明確にやっていたので、そういうところでは変わってきたんじゃないかなと思います」

―指が乗ると変化球も直球と同じように投げられると話していた。きょうのブルペンはどうだったか
「カットボールはこのキャンプインから、すごくいい手応えがあって、カットボールがいいっていう中で、カットボール単体で勝負するよりかは、真っすぐと違う、バッターが振り始めて、ミートする時に真っすぐだと思ったら、真っすぐとちょっと違ったニュアンスのボールにしていきたいので、そういう方向性でかなり来ていると思います」
―カットボールがいいと指が乗っている
「そうですね。今まで最後、自分で曲げようとしていた。ちょっとの誤差があったんですよ。今は普通に真っすぐと同じ感じで、切れるというか、指がパチッと乗ってくるタイミングでカットが投げられるようになっているので。バッターから見たら山がないというか、曲がり始めの山が分からないというか、真っすぐに見えて気付いたら入ってきているみたいな角度のボールになってくると思います。そういう感じです」
