髙尾瑠 深まる連係に自信「ラインや声掛けが良くなっている」 敵地3連戦で開幕ダッシュへ
味方のパスに走り込む髙尾=撮影・宮西雄太郎
【コンサドーレ熊本キャンプ】
■2月12日、熊本・大津町運動公園球技場
北海道コンサドーレ札幌のDF髙尾瑠(28)が12日、2次キャンプ地の熊本・大津町で全体練習に参加した。札幌に完全移籍した昨季はリーグ戦24試合に出場。J1残留を逃したが、後半戦の勝ち点積み上げに大きく貢献した。対人戦に強さを発揮する背番号2は、新体制の欠かせぬピースとして最短での昇格をけん引する。
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右サイドを制圧し、ゲームの主導権を握る。アグレッシブな守備が札幌にリズムをもたらす。昨季も右CBとして攻守両面でチームを支えた髙尾は、勝負のシーズンを目前に「去年はケガで出られなかったので、今年は開幕戦に勝ちたい。今はすごく熱い気持ち。楽しみにしてます」と気合を込めた。
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未知のアウェー3連戦「全部勝てるように」
昨春はキャンプ期間中に左膝を負傷し、札幌デビューは3月30日・神戸戦までずれ込んだ。雪国の宿命といえるアウェー3連戦のスタートは未体験だが「僕は経験したことがないので、どんな感じか分からないけど、全部勝てるようにしたい」と勝ち点9奪取を高らかに宣言した。
沖縄から1カ月以上続くキャンプ期間を通して、チームの完成度は高まっている。対外試合6戦を無敗で駆け抜けた要因は、守備の安定によるところが大きい。
「玲央くんや怜依がリーダーシップ取ってくれて」
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「失点したとしても、しっかりやられたっていうシーンが少ない。(大﨑)玲央くんや(家泉)怜依がリーダーシップを取ってくれて、ディフェンスのラインや声掛けが去年より良くなっている」と、守備陣の連係に大きな手応えを感じ取る。
ウオーミングアップする髙尾(右)と大﨑
指揮官から「どんどんチャンスに絡んで」
人とボールが連動する攻守一体の岩政サッカーは、活躍の場を制限されない。積極的な攻撃参加を持ち味とする男は「ミシャさんも攻撃的だったけど、今のチームも攻撃的。僕は3バックですけど攻撃がストロングポイント。監督は『前に上がって、どんどんチャンスに絡んでいいよ』と言ってくれている。アシストや得点も狙えたら」と目に見える結果を残し、白星をつかむつもりだ。
課題が見つかったことこそが収穫
プレシーズンは決定力に欠ける試合、時間帯も多く見られた。浮かび上がった課題をポジティブに捉え、細部の修正に励む。「あまり点が入らなかったけど、そうやって上手くいかなかったことが収穫。もっと詰めないといけないところが分かったので。攻撃の選手の安定性が出るように、そういうところで力を使えたらな、と思っています」。意図あるプレーを繰り返し、後方からチームを支える。
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