ファイターズ
《ハム番24時》2月12日
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ノック一つ取っても、繊細な作業だ。連日、数多くノックバットを振る谷内コーチは打撃用の手袋を着用せずに行っている。確かにノッカーが素手で打っているのは多く見かける。
普通はしないものなのか、谷内コーチに尋ねてみると「別にしてもいいんじゃないですか」との返答。「(打撃用の手袋を着けた感覚が)あんまり好きじゃない。あんまりパチッとなりすぎるのも嫌いだし、感覚的な問題です。着けている時の感じが好きじゃない」と素手で行っている理由を明かした。
コーチに就任し、2年目のシーズンを迎える。「ただ打つんじゃなくて、どんな感じがいいのか探ってやってます」と毎日打ちながら、選手のためになる打球を模索しているという。
主にノックバットを扱うようになり、1年以上が経過した。「ある程度、意図的な打球を打てる感じは出てきてます」と一定の手応えはつかんでいる。しかし「あとは受けてる側がどう思うかとか、見ている第三者が『うまい』『いい感じだな』と思うのが大事」とキッパリ。内野守備を上達させるための、打球の質を追い求めていく日々を過ごしているようだ。