コンサドーレ
《平川弘のCool Eye》もっとサンチェスの近くでボールを受け、選択肢を増やし連係していたら…

キャンプのトレーニングマッチは無敗だったが…
札幌にとって9年ぶりのJ2だったが、開幕の大分戦は0-2の完敗。キャンプでのトレーニングマッチは6戦負けなしだったが、キャンプのゲームはやはり当てにならない。現在の順位はビリ(18位タイ)である。
まあ、退屈なゲームだった。開幕戦なので硬いゲームになるのは仕方ない。そこを我慢して勝ちにもっていかなければならなかった。前半、FWサンチェスに2度チャンスがあったが、2回目を決めていれば試合展開も違っていたはず。いつも言うが「たら、れば」は負け犬の遠吠えでしかない。大分の体を張ってこぼれ球を拾ったり、攻守の切り替えをさぼらないハードワークは正にJ2という戦い方だった。岩政監督の「J2らしい」というコメントが物議を醸しているらしいが…。
ロングスローを跳ね返せなかった中村
2失点を見ても、崩されたものではなく、リスタートからこぼれ球を拾われてシュートを打たれたもの。球際の強さ、こぼれ球を拾うことへの執着心で、大分の方が札幌を上回っていた。崩されていなくても2失点、無得点は間違いなく負けである。1失点目のロングスローを跳ね返せなかったDF中村の空中戦の甘さは残念だった。