【一問一答】北山亘基 ピンチをしのいで1回2安打無失点 「投げたいボールをしっかり投げられた」
二回、2番手で登板した北山=撮影・小田岳史
■練習試合 日本ハム5ー3中日(2月18日、沖縄・Agreスタジアム北谷)
日本ハムの北山亘基投手(25)が中日戦の二回に2番手で登板した。4番からのラインアップに対し、2安打を浴びるなどし、2死二、三塁のピンチを迎えたが、後続を断った。試合後の一問一答は以下の通り。
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―今季実戦初登板
「久しぶりの登板で緊張感があった中で、いいところも悪いところもあった。しっかりオフからやってきたところが出た部分もあります。次の実戦に向けて、いい登板になったんじゃないかなと思います」
―テーマは
「バッターが変化球にどういう反応をしてくるか。あとは、今まで投げてこなかったカウントで、あえて変化球でいったりとか、そういうところを練習しました」
―ランナーを背負いながらの投球も収穫は多かった
「そう思っています」
―オフから取り組んできたことは
「カットボールだったとか、スプリットの精度を上げたいということで、自分がボールを投げていく角度というか、そこをしっかり安定させていきたかった。きょうは真っすぐにしても、変化球にしても、ほぼほぼ抜け球もなかった。ある程度、良い高さに収まっていたので、そういう点では良かったかなと思います」
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―体の使い方に関しては
「キャンプからブルペンだったり、練習の中で、すごく良い部分がたくさんあった。次は、より実戦に近い形で練習しているところを出せるように詰めてやっていきたいなと思います」
―先発ローテーション争いが激しい。意識は
「そうですね。あんまりそこは考えていないというか、今は自分自身との勝負。自分自身の体と向き合って、良い方向に変化させていけるように日々、取り組んでいます。自分の中というか、自分の内にしっかり目を向けて取り組んでいけているので、それを開幕まで継続してやっていきたいなと思います」
―今後の登板の予定は決まっているか
「はい。投手コーチから言われたんですけど、言っていいんですかね? 近いうちにまた、イニングを伸ばした登板の機会をいただいたので、そこまでの練習期間、しっかりやっていきたいなと思います」
―良かったところ、悪かったところは
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「良かったところは、最後の宇佐見さん(の打席)ですかね。2ボールで、3球目にカットでストライクを取れたのが良かったなと思います。それ以外でも上林さんの最後のスプリットだったり、2球目のカットも良かった。スプリットで2つ三振が取れたのが、すごく収穫になるんじゃないかなって。今まで、決めたいところで中途半端なボールが行ったりした。スプリットに関しては多かったので。きょうは比較的、早い段階で思った通りの抑え方になった。そこはすごく良かったと思う。あと、真っすぐが思ったよりも低めで強度を出せればよかった。低めでボールになったのが2球あったと思う。そこがもっとピシッとストライクカウントを取っていけるように、より実戦の中で対バッターの中で、できるようにやっていきたいです」
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―カットボールは、ボール先行のカウントからでも使えそう
「両方ですね。今までだったら、バッター有利のカウントで(使っていた)。基本的に僕のピッチングスタイルだったら、真っすぐで、なんとかバッターにファウルを打ってもらうっていうニュアンスだったので。そこがポンと簡単に取れたというのは、今後のカウントにも響いてくると思いますし、組み立ての意味でも有効なボールの一つになったんじゃないかと思った。まだまだカットボール自体の精度、球の勢いは上げていかないといけない。初実戦で今まで投げてこなかったカウントで、1球で取れたのはすごく収穫だなと思います」
―カットを習得する上でそういう狙いもあった
「あります。速球のくくりというか、真っすぐとカットとスプリットは速球のくくりで考えているので。真っすぐと、ちょっと違ったというか。振り出して打ちにいったら、ちょっとニュアンスの違うボールだったという使い方をしたいので。どんなカウントでも、どのコースでも、投げていけるボールに仕上げていきたいので。その段階を踏めているんじゃないかなと思います」
―郡司とバッテリーを組んだ
「初実戦なので、そんなに難しいことはしなくていいじゃないですかね、と言って入りました。あとはサインの確認。特にそこまで深いことは考えずに。対バッターの中で、首を振るところは振っていいよ、と話してもらった。投げたいボールをしっかり投げられたので良かったのかなと思います」
―カットボールとスプリット。打者のギリギリ手元で落ちたり、変化したり
「結果的にそうなるというか。今まで真っすぐで、高めでストライクを取れたとしても、次に投げるスプリットだったり、カットボールの軌道がちょっとそれていた。全く別物になっていたので、今は同じ軌道に乗せた中で、変化してくるようなニュアンスに持っていきたい」
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―それはできていたか
「だんだん。きょうのバッターの反応を見ても、振り出してから違うという感じがあったので、もっともっとそこの精度を上げていければいいと思います」
―きょう、テーマとして優先していたのは変化球
「そうですね。真っすぐはもともと困った時に頼るボールだった。こんなに序盤から頼ってばっかりでは成長はないなって。真っすぐ自体のボールの精度はこれから上がってくると思うので、変化球の精度を上げていく」
―納得はできているか
「初登板であまり求めすぎても難しい部分があると思う。ある意味、大ざっぱに考えて。けがせず投げられた時点でオッケーだと思うので、そこは次につながると思います」