ファイターズ
輝星〝上沢監督〟に猛アピールだ オープン戦開幕戦投球狙う
“上沢監督”オープン戦開幕戦に投げさせてください! 日本ハムの吉田輝星投手(20)が17日、2軍施設のある千葉・鎌ケ谷で自主トレを行った。この日はオープン戦の日程が発表され、日本ハムの初戦は来年2月26日のDeNA戦(名護)に決まった。吉田は監督を務める上沢直之投手(27)へのアピールを狙っている。
初戦は来年2月26日のDeNA戦
来季4年目を迎える吉田。開幕1軍をつかむためにも、練習試合やオープン戦での結果は重要なものとなる。「どんどんアピールしないといけない」と燃えている。
当然、オープン戦初戦の登板も視野に入れている。新庄剛志監督(49)から同試合の指揮官に“指名”された上沢に対して、まだ立候補はしていないそうだが、「こび売っときます。投げさせてくださいって」とアピールチャンスをうかがっている。
このオフは体づくりよりも、投球技術の向上に時間を費やすつもりだ。「自分のいい球を投げて抑えられるかって言ったら、そうじゃないと思う。バッターをしっかり抑えるためにどうすればいいか。変化球とか、投げるタイミングとか、考えながらやれればいい」と頭をひねる。
年内にはブルペンにも入る予定だ。「今年は技術的な面をやりたいなと思うので、ショートピッチングとか、結構入っていこうかな」。投げ込みを増やして、フォームを安定させる。春季キャンプ前には先乗りで沖縄・名護入りし、完璧に仕上げてキャンプインを迎える。
先乗り自主トレでは昨年同様、上沢への弟子入りを希望している。「上沢さんがいいって言うなら見てもらって、ちょっとアドバイスをもらいたい」。そこで師匠をうならせる投球を見せられれば、最高のアピールとなる。
(十島功)