チーム最年少MF原康介 2年連続の〝チーム1号〟へ「嗅覚を研ぎ澄ませていきたい」
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【コンサドーレ熊本キャンプ】
■2月19日、熊本・大津町運動公園球技場
早稲田大eスクールに合格
北海道コンサドーレ札幌はオフ明けの19日、第2節のアウェー熊本戦(23日、午後1時キックオフ)へ向けて全体練習を再開。ハーフコートでの11対11のミニゲームや5対5で汗を流した。16日の開幕戦(vs大分)でチームは無得点に終わり、ベンチ外だったプロ2年目のMF原康介(19)は2年連続の〝チーム1号〟達成へアピールしている。17日に原は早稲田大学人間科学部eスクールに特別選抜枠で合格。Jリーガーと大学生の、二足のわらじを全うする。
Jリーグからただ1人受験
昨季の高卒ルーキーが、現役大学生になる。Jリーグによると、今季は原1人だけが受験。沖縄キャンプ中の1月中旬にいったんチームを離れ、面接試験を受けた。FW出間と同学年でチーム最年少の19歳は「無事合格できて良かった。プロサッカー選手になって、いろんな自由に使える時間も多い中で、時間を有効に活用したい」と将来のキャリアも見据え、大学で学ぶことを選択。在学する予定年数は「最短で」と4年間での卒業を目指す。
練習試合のゴール評価されて自信に
チャンスをもらえれば結果を出す自信はある。開幕戦に先発しなかった選手で行われた17日の練習試合・福岡大戦では、右ウイングバック(WB)で出場し、2-1の後半に流れの中からゴールをマーク。オフ明けの約30分間のミーティングでは同戦の動画も見返され、岩政大樹監督(43)から「良かったシーンとか、こういう崩しを公式戦でもしていきたい」と話があったという。その中には、もちろん原のゴールシーンも含まれていた。「やっぱり点を決めると自分自身うれしいですし、自信にもつながるので良いイメージができる」。この日の11対11のミニゲームでは左WBで軽快なプレーを見せていた。
さらなる進化を遂げる。昨季はキャンプ中にけが人が多発した影響もあり、いきなり第2節に途中出場でJデビュー。すると第4節・町田戦でプロ初ゴールとなるチームのシーズン1号をマークした。ただ、昨季後半戦は出場機会がなかっただけに、2年目の進化は必要不可欠だ。