コンサドーレ
昨季ケガに泣いたスパチョーク 来日4季目へ「ゴールもアシストもできるだけ多く」
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【コンサドーレ熊本キャンプ】
■2月20日、熊本・大津町運動公園球技場
北海道コンサドーレ札幌のMFスパチョーク(26)が、フルコートで11対11の紅白戦に出場した。1月上旬までのタイ代表の活動で沖縄キャンプへの合流が遅れたが、ここに来て戦術理解も急ピッチで進んでいる。来日4季目のアタッカーが今季初出場へ意欲を見せた。
負けられない熊本戦「チャンスをもらえるように」
〝タイの至宝〟が本領発揮へ、臨戦態勢を整えている。開幕戦翌日の17日に行われた福岡大との練習試合では、2-1の後半終了間際に3点目をアシスト。20日の紅白戦でもキレのある動きを見せた。「次の熊本戦は負けられない戦い。一戦も落とせない戦いが待っていると思う。目標がはっきりしてるので、次も勝ちに行くつもりで臨みたい。自分も良いパフォーマンスを見せて、チャンスをもらえるように頑張る」。残り2日間の練習で、今季初出場を可能性を高めるつもりだ。
選手の流動性が高いスタイルは、望むところだ。沖縄キャンプには約2週間遅れの合流だったが、日を追うごとに岩政大樹監督(43)が理想とするサッカーへの理解を深めている。「どんな感じでやっているのか実際に体験してみて、まだ完璧ではない部分もあるけど、合わせていくところができるようになってきた。ここはまだ、作っていく段階」。焦らず、選手間の共通認識を高めることに時間を割いていく。
大分戦は出番なし「出たい気持ちあった」
16日の大分戦で3年連続の開幕ベンチ入りを果たすも、ピッチに立つことはなかった。「サッカー選手である以上、出たい気持ちはもちろんある。合流してから練習試合を含めてそんなにプレーしていないので、そこはコーチングスタッフとフィジカルコーチのところでコントロールしていると思う。できれば、出たい気持ちはあった」。試合への渇望は、どんどん増している。