冬季スポーツ
ロコソラーレ2大会連続の五輪切符!韓国との大一番で圧勝
■カーリング北京冬季五輪最終予選 第7日(17日オランダ・レーワルデン)
カーリングの北京五輪最終予選(オランダ)は17日、女子のプレーオフ(PO)が行われ、リーグ戦で3位になった日本代表のロコ・ソラーレは8―5で同2位の韓国に勝利。銅メダルを獲得した平昌五輪に続き、2大会連続の五輪出場を決めた。
第10エンド途中、日本の勝利が決まるとロコ・ソラーレの4人が氷上で歓喜の輪をつくった。2大会連続の五輪出場を確定させ、スキップの藤沢五月(30)は「ホッとした。(前日の)トルコ戦は弱気になってしまったので、気持ちだけは負けないように戦えたのが良かった」と安堵の表情を浮かべた。
平昌五輪の準決勝で敗れて以来、韓国とは約3年10カ月ぶりの再戦。結果は予選リーグ、そしてPOともに圧倒した。
この日、序盤は一進一退の攻防が続いた。第4エンドを終えて3―3。第5エンド、藤沢の最終投で相手のNO・1、2の石をはじき出し2点を勝ち越すと、第7、8エンドは最後まで相手にプレッシャーを与えて連続スチール。一気に突き放した。
出場9カ国中、予選リーグ最多得点の韓国に対し、最少失点の日本。大一番では日本の守備力が勝った。予選リーグ8試合で3点以上のビッグエンドをつくられたのは3度、許したスチールはわずかに1度。この日も相手の得点を2点以下に抑え、鉄壁の守備で付け入る隙を与えなかった。
日本勢は混合団体、男子代表が最終予選で敗退。五輪出場を逃した。北京五輪は日本カーリング界を背負って戦うことになる。サードの吉田知那美(30)は「この大会ではもっとやりたいことがあったのが正直な気持ち。もう一度、かぶとの緒をしめて、しっかり準備したい」。4年前の感動を再び。次は北京の地で旋風を巻き起こす。