ファイターズ
2025/02/20 19:55

《ハム番24時》2月20日

 

 ヤクルトのマスコット「つば九郎」の担当スタッフが亡くなった。同球団が19日に訃報を発表した。記者は日本ハムを取材する立場だが、オープン戦や交流戦で姿を現すと、愛くるしいフォルムや、ユーモラスな動きに目を奪われた。

 かわいらしく振る舞うだけではなかった。スケッチブックに文字を書いて意思を伝える〝フリップ芸〟では選手へのイジりやブラックジョークも飛び出し、たくさん笑わせてもらった。

 1995年から2004年までヤクルトに在籍した稲葉2軍監督は、つば九郎との親交が深かった。20日の試合後、早すぎる死に触れ「若いときから仲良くさせてもらっていたので、本当にびっくりしました。ちょっと体調が良くないと聞いていましたが、ショックです…。共に成長してきた仲間、という感覚がありました。残念です」と悲しみに暮れていた。

 現役引退後、なかなか接する機会はなかったが、日本代表の監督に就任してから対面したそう。「最後に会ったのはジャパンの監督時代かな。マスコットたちが来てくれて。4、5年前くらい。選手のころからつば九郎にはすごく親近感があり、お互い頑張ろうね、という思いがあった」。多くの人に愛された偉大な存在。心よりご冥福をお祈りします。

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