コンサドーレ
2025/02/21 16:55

21年に飛び級昇格の生え抜きDF西野奨太 いよいよ本格化の兆し「今年は十分戦える」

自身2度目のリーグ戦スタメンへアピールするDF西野=撮影・西川薫

【コンサドーレ熊本キャンプ】
■2月21日、熊本・大津町運動公園球技場

 北海道コンサドーレ札幌のDF西野奨太(20)が、札幌での自身2度目のリーグ戦先発へアピールを続けている。16日の開幕戦はベンチ入りしたものの出番はなかったが、今週の練習中には岩政大樹監督(43)から幾度も声をかけられるなど、存在感は日に日に増している。21年9月に、当時高校2年生ながら下部組織から飛び級でトップチームに昇格したクラブ生え抜き期待の星も、5季目に突入。いよいよ本格化の兆しが出てきた。

「コンディションはめっちゃいいっす」

 西野の表情が明るい。ハーフコートを使った11対11のミニゲーム形式の戦術練習では最終ラインでプレー。「コンディションはめっちゃいいっす、グッドです。正直、去年までだったら、能力的にも技術的にも力不足だと思う時もあったが、今年は十分戦える。自分が(試合を)動かせるくらいの自信を持ってキャンプからやってきた。それを試合で見せないといけない。トライしつつ頑張っていきたい」。自身最速となる開幕2戦目のスタメン入りへ意欲を見せた。

スタメン入りに意欲を見せるDF西野(手前右)

 

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 23年までの3シーズンで、公式戦出場は12試合。昨季途中に、出場機会を求めてJ3讃岐に期限付き移籍。自己最多の13試合に出場した。今季も期限付き移籍が視野にあったが、岩政監督就任で残留を決めた。讃岐での武者修行が、今になって生きている。「組織的な守備とかライン設定は、ミシャのときはマンツーマンだったので、あまりやる機会がなかったが、讃岐は守備に厳しい監督でしたし、半歩ずれていただけで怒られるレベルだった。今年の自分たちの守備の形がマンツーマンじゃないので、すごくためになってる」。半年間で積み重ねた経験が、新戦術で開花の予感が漂う。

181センチ、72キロの「ひょろひょろ」から今は…

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