《熊本戦前日》取り組んでいることがたくさん出るだろうというコンビで試合に出します

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■２月２２日、熊本・大津町運動公園球技場

　今季初勝利を狙う北海道コンサドーレ札幌の岩政大樹監督（４３）が第２節の熊本戦（２３日午後１時キックオフ）前日の全体練習後、報道陣に対応した。一問一答は以下の通り。

―開幕戦では、うまくいかなかった部分も多かった
「こんなものかなというところと、もう少し良いシーンを見たかったなというところと両方ありますね。前半はビッグチャンスもいくつかつくって、逆に言うと油断が出てしまったかもしれない。後半になれば交代選手含めて、勝ち切れるかなという展開に持ち込めるイメージでみんないたと思うけど、そういう展開に持ち込めなかった部分はあったのではないか。熊本でのトレーニングマッチ２試合と同じような展開でしたので、起こるべくして起こった」

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―熊本戦では開幕戦からのメンバー変更もあるか
「とにかく最初から言っているようにフラットな競争ですし、状態の良い選手を使うと伝えてます。熊本に来て前線でスピードある２人が、突然いなくなったところで、深さを取るところと、手前を使うところのバランスで主力組が苦しんでいるのは、開幕までは隠してましたが、事実。それが開幕戦も同じような状況だったので、よりスムーズにいってるメンバー、状態の良いメンバーは、当然負けた後は別の監督も起用するんじゃないですかね」

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―熊本戦で勝利に必要になってくる部分は

「一つにして伝えるのは難しいですが、大分の強みが出てしまったということは、自分たちの強みは出なかったということ。開幕戦というところを差し引いたとしても、後半のところで、もっと自分たちが今取り組んでるところが出てほしかった。自分たちはボール保持したところでいかに攻め込んでいくのか、前線に入っていくのか、深いところに入っていくのか。取り組んでいるところがなかなか出てません。それを出せるメンバーを起用してますから、試合の中でたくさん出ると自然に押し込みますし、自然にチャンスもつくれますし、得点も生まれる」

―大分戦では２失点ともセットプレーから
「大前提として、まずセットプレーを与え過ぎ。その原因は、ボール保持のところでうまくいかないことによって、相手に奪われたものをクリアで大きく陣地回復されてしまう。そこで弾き返せないとか、守れないのはあるんですけども、攻撃でもっと自分たちがうまくいって相手を押し込めば、相手はクリアが苦しまぎれになって、相手を押し込んで深い位置からの攻撃になるということを繰り返さなきゃいけない。その上でセットプレーの部分に関しては、プレシーズンで結果が出てしまった分、緩みがあったのかもしれませんので、その辺は僕が言わなくても選手たちが声を掛けてますので、それぞれでやってくれる」

―状態の良い選手を使うという方針に選手たちは刺激を受けている印象
「プロの世界でもそうあるべきですし、そうでしかないと思ってる。毎年、開幕スタートして、レースでいうポールポジションみたいなところは、当然これまでの実績であるかもしれませんが、それはあくまでもスタートのほんとにゼロコンマ何秒ぐらいの世界の話。そこからスタートしたところで、そのシーズンに結果を出した選手が中心になっていくことを毎シーズン繰り返すのが僕が経験したプロの世界。どのチームでも僕はそうだろうと思ってますので、それを当たり前にするだけです。僕が勝手に序列を決めて、お気に入りを決めて、プレーさせて良いということはプロの世界ではない。当たり前にフラットに競争させて、ピッチに立たせる。それが選手たちのためだと思いますから。この試合が一つ取り組んでいることをたくさん出してほしい試合になりますし、出るだろうというコンビで試合に出しますので、そこの期待は今回は非常に大きい」

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―サブ組からのアピールを感じるか
「ピッチでのパフォーマンス、特に流動的な攻撃が（トレーニングマッチ）３試合ともかなり出てる。結果的に、３、４本の目のメンバーが３試合で１２点取ってますんで、それは評価しなければいけません。得点だけではなくて、ゴールチャンスというだけでも、かなりの数をその試合で出してますし、その形はチームで取り組んでることを何度も出しての形ですので、それに目をつぶるわけにはいかない。良い競争ができてると言えるけれども、これがチームの勝利につながっていかないと意味がない。これを続けながら、ここからケガ人も帰ってきますので、さらに高いレベルの競争が行われればいいなという段階です」

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